大変だ、大変化

「天の邪鬼子」というペンネームを真剣に考えたことさえあるほど、私はとくに狙わないで、時々、世の中や周りのムードに真っ向から逆らってしまいます。ジャマイカ行きを見送り、ホリデー・ムード一色のNYに留まることにした結果、なぜかわき上がった勤労意欲&向学心。何なんだ。

池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro’ s NY Journal

写真は先週あたりからいっきに読み飛ばしている本です。遅ればせながら、という本も多いかな。『80対20の法則』は、何となく耳にしていたセオリーが良く理解できたのはいいのですが、エリート主義というか、切り捨て主義というか、「そんなに割り切っていいものだろうか」と少々後味が悪い本でした。80%の成果を出すのは全体の20%だけだから、そこに重点を置くべき、というのは、商売ではアリのやり方でしょうが、後半に出て来る「人づき合いにも活用」の件は、あまりにも冷たい気がします。「大切だと思う人を20人リストアップして、重要度を%でつける」とか。

えーと、面白かったのが、この80対20の法則が当たらないのが、昨今のインターネット・ビジネスである、という表記が、ウェブ関連本すべてに書いてあったこと。『ウェブ進化論』は06年に話題になった本。著者の理論の展開がファナティックというか、グーグルの持ち上げ方がすごくて、「もうちょい冷静な方が信用されるのでは」と余計な心配をしてしまいましたが、大筋では真実をついてるように思います。

問題は、「総表現者社会で表現者は飯が食えるのか」というくだり。曲がりなりにも、音楽ライターで食べている私にとっては死活問題。一昨年(もう少しで3年前ですね)の時点では、「先進国の表現者が<飯を食う>すべは相変わらず既存のメディアに依存し続けるだろう」という結論が妥当だったと思いますが、今後の問題は「受け手が既存のメディアに依存し続けるのか」という点。払う方にしてみたら、タダ同然のウェブ中心ライフの方が快適だし、ブログ/SNS慣れしている世代は、自分が「参加」できるメディアの方を信用する可能性だってなきにしもあらず。

たぶん、今まで既存メディアを仕事の場にしていた人も、両立させないと生き残っていけないでしょう。

ということで。『最新音楽用語事典』はプロとして精進するための本(この手の監修本に関しては、リットー・ミュージックは本当に立派。Luireだけじゃないんですよ)、ほかのウェブ本は09年はオモロいことが出来るといいな、という期待を込めての準備本であります。

案外、大きな意味で世の中のムードに流されてますね、私。

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