幸福開発装置

刺激と事件にだけは事欠かないのが、NYライフ。周りで小~大事件までいろいろ起こり、トラブルも困難も気の持ちようで何とでもなる、と毎日実感しています。小事件のレポートからいきます。
ほぼクライマックスに近付いているパイプ工事の中間報告。

骨沮喪症とは違う新品ではありますが、なぜか天井と壁から飛び出している。びっくりして工事の人に聞いたら、
「このまま白く塗る」
と言われて仰天しましたが、もう、抵抗しません。素人目で見ても失敗してますが、自分の持ち物じゃないし、上の二軒をこれ以上避難生活させられないし。近所づきあいのためにやった寮母さんは、結果的にマネージメント・オフィスの仕事をずいぶん楽にしたようで(毎朝、カギを開けに来る必要がない)、にこりともしない担当者はそれなりに感謝しているらしく、ガタが来ていた洗面台を新調してくれることに。トラブっている時にさらにプンプンしても仕方ない、という態度が良かったようです。

先日のリッチー・スパイスのリリース・パーティーが大盛り上がりで、私は社長のデヴォンを苛めて帰って来ました。実は、本日も主催者が違うパーティーがあったのですが、昨晩から泊まりがけの送別会があったので変な時間に寝てしまい、行き損ないました。あららー。そうそう、ボビー・コンダースはなぜか私の本の売れ行きを気にしてくれ、毎回「ちゃんと売れてるか?」と聞いて来ます。「TOKやショーン・ポールを最初に出して、間口を広げたつもりだけど、それでもハードコア過ぎたみたいです」と報告したら、「そうか? 俺はすごくいいと思ったぞ」と励ましてくれました。英語の見出しくらいしか読めないのに、優しいなぁ。

子供を連れて日本へ帰る友達と、フロリダに旅立った友達がひと組ずつ。淋しくなりますが、人生、「変えたい!」と思った時に、変えないと好転しないので、良かったと思います。離れてからつきあいが深くなることもあるし。
事件としてマグネチュードが大きかったのが、イースト・ヴィレッジ在住の友人が、階上で起きた火事の消火作業の結果、水漏れ&天井が落ちてアパートがぐちゃぐちゃになってしまったこと。「猫が無事だったからいい」と言い切った彼女は、ホント、強いと思いました。一昨日、うちに泊まりに来てくれた時もてきぱきと対処している様子で、泣き言を言わない。

タイトルの真意は、幸せを作り、感じる力は外ではなく内にあるのだ、としみじみ思ったからです。私もオチる時は相当、ドーンと行きますが、よじ登る対策を立てるのもずいぶん早くなったのは年の功かなぁ、と。

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