Agent Provocateur

私は本棚の好きな本を集めた段に香水の瓶を並べているのですが、その6割が残り1センチを切って、微妙に貧乏くさいなー、と大掃除から気になり出しまして。そういえば、去年、東京からA子ちゃんが来たとき、強力プッシュしていた香水があった! と、SohoのAgent Provocateurに行ってきました。

ここ、イギリスのランジェリー・ブランドで、○ィクトリアズ・シークレットなんかと一緒にしないでよってくらいクォリティもプライスもお高い。○ィクトリアズ・シークレットはサイズがないし質もあまり良くないしで、買わないのですが、Agent ProvocateurはAgent Provocateurですぐ手が出るお値段ではないワケで(最近は日本製を里帰りの時にまとめ買いしてます)。

ところが。やってたんです。

セール。

まっずー。

「衝動買いはしない」が新年の抱負なのに。
それなのに。
色もデザインもカットもサイズも完璧! なランジェリー出て来てしまった以上は仕方ありません。
載せたいけど、それじゃあ露出狂なのでガマンします(でも、本当に本当に綺麗)。
本題の香水の方もセットだけがセールになっていて。
やっちゃいました。

ドーン。箱もかわいい。

相変わらず物撮りが下手ですが。ブルックリンまで持って帰るのがちょっと大変な重さでした。えー、言い訳としては、今月、東京とNYで一人ずつ友達が入院して手術を受けるので、石けんとキャンドル、ボディ・ソープはバラしてお見舞いギフトになるのです。中央左の物体は言うまでもなくパン○ィ。「限定品だからe-bayで売ったら、100ドルの値段がつく」って「えー、本当?」なことを店員さんに言われたのですが、レースが感動的に繊細なのはいいけど実用性に乏しいのでやってみようかな(って、その手の作業は苦手だから、得意な友達に頼むであろうダメな私)。

帰ってからインターネットを調べたら、このブランドのデザイナーはマルコム・マクラレンとヴィヴィアン・ウエストウッドの息子さんですって。シド・ヴィシャスのシルエットがついた下着もあるんですって。クリスティーナ・アギレラも好きなんですって。思わぬところで、パンク&セレブ。お母さんの服も基本的に好きなので(シャツやセーター、カーディガンと、いたって実用的なアイテムしか持ってませんが)、勝手にご縁まで感じてしまいました。ヴィヴィアンは白人至上主義っぽいところが鼻につくけれど、かわいいのは否定できない。

好きなブランドである程度、人柄が出るような気がします。私はバッグはCoach、時計はTag Heuerと、丈夫さ重視派。でも、時々、こういうデカダン系に強く惹かれる。深層心理のどこかに非日常的な物への憧れがあるのかもしれません。
肝心のパフュームは、香りはたいそう良かったのですが、容れ物が不透明で当初の「本棚貧乏くささ軽減作戦」が果たせなかったのでした。チャンチャン。
ついでに、キャンドルをお裾分けしたユダヤ系の友達に、

「また、こういう無駄遣いをして!」

と、こっぴどく叱られ、おまけに今、ジャマイカで流行っている外貨預金をしなさい、と説教され、コンピュータの前でシュミレーションまでさせられるという、どっぷり現実的な展開になったのでありました。

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