昨日はひっさびさにクィーンズのVPのオフィスまで行ってきました。そこで発売したばかりのアルボロージの『Escape From Babylon』を受け取り、家でさっそく拝聴。
すごいね。予想以上。
シンガー(シング・ジェイ?)に不可欠ないい声の持ち主&いい意味でひねらない、でもしっかり意味を込めたリリックを書ける人だというのは分かっていたけれど、本当にレゲエを知り尽くした人しか作れない曲を、ほぼ自作自演でやっていて、びっくり。
ホレス・アンディ“Money Money”を下敷きにした曲、デニス・ブラウンとのバーチャル共演、モーガン・ヘリテッジのグランプスとのデュエットとか引っかかりどころ満載。ラスタらしいメッセージは込めているのだけど、説教くさくなる手前でスッと引いているのも好感度が高いです。
面白いのが“Mama She Don’t Like You”。こちらでは仲の良い女性を「ママ」と呼ぶので、そっちの意味かな、と思ったら、本当のお母さんと気が合わない話で。スカのトラックに合わせて、ヘタをすると相当にトラウマになりそうな状況を歌っています。で、お母さんが作ってくれないのが「パスタ」。そうだ、彼はシチリア島出身のイタリア人なのでした。
でも、感謝欄の最初に「Mummy」に謝辞を捧げているので、実話ではないようです。 一番、びっくりしたのは、どのトラックも自分が好きな時代のジャマイカン・ミュージックをかなり忠実に再現した音であること。これ、ものすごく難しいことのはず。たぶん、機材からめちゃくちゃこだわった結果でしょう。
ジャマイカを拠点に、そのうち、海外のアーティストのプロデュースも手がけるようになるのではないでしょうか。うーん。侮れないぞ、アルボロージ。
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ウーフィンの記事読みました!!詳しく書かれてて凄く面白かったです!
これからも楽しみにしてます。