Buju有罪

ブジュ・バントン、5キロのコカインを密売しようとした容疑、コカインそのものを保持しようとした容疑、密売を企むためにほかをそそのかした容疑の3つで有罪になりました。

銃器保持については、無罪。

「単に大口を叩いただけ」との弁護側の主張に対して、「自分の手を汚さずにコカインを売るつもりだった」との検察側の主張を、12人の陪審員(一般人です)が支持した形。先週の金曜日に行われた最終弁論では、グランプス・モーガンやウェイン・ワンダーも法廷に出向き、廊下ではサポーターの人たちが輪になって祈る姿があったとか。

有罪が決まったあと、弁護士を通じて発表されたブジュのコメントです。

 ”Our life and our destiny are sometimes predestined and no matter where this journey takes me remember I fought the good fight. It was a great man that said my head is bloody but sill unbowed. I love you all, thank you for your support,”
 

「我々の人生,運命には最初からの定めもありますが、この一件で私がどういう結果になろうと、潔く闘ったことを覚えていて下さい。頭が血にまみれようと、私は屈服しません。みんなを愛しています。サポートしてくれてありがとう」

go-jamaica.comで、“my head is bloody but still endowed”となっているのですが、意味が通じないのであちこち調べたら、「unbowed」が正解で、イギリスの詩人、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩、「Invictus」からの引用でした。この詩は南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラが、獄中にいたときに心の支えにしたことでも有名とありました。そういえば、一昨年公開されたマンデラさんの映画もこのタイトルでしたね。

共犯者が罪を認めることで、刑期を短くしたことに対し、無罪を最後まで主張したことを強調しているのだとは思いますが、ブジュ、ひょっとして自分をマンデラさんと重ねているのかしら(それはちょっと違うような気がする)。まぁ、弁護士さんが用意した言葉かもしれませんが。

ブジュ・バントンの言動にも怪しい点は多々ありますが、検察側もさらに怪しい元売人の密告者を使っていたので、逃げ切れるのでは、と私は思っていました。今回はフロリダの州立裁判所での闘いだったので、連邦裁判所に上告する展開になるでしょう。ブジュの闘いはまだまだ続きそうです。

ジェイ・Zの本、『Decoded』に、ラッパーを集中的に監視する「ヒップホップ・コップ」が実在することが書いてありましたが、「レゲエ・コップ」もいそうですね。血の気が多いアーティストは気をつけた方がいいかも。

Twitter、再挑戦してます。minakodiwriterでやってます。

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