クリス・ブラウンxトレイ・ソングス『Between The Sheets Tour』

冬来りなば 春遠からじ

好きなことわざです。でも、この好きなことわざを持ってしても、ここ1、2週間の寒さは身に染みるものがありまして。「寒い」とか、「疲れた」といった、口にしても状況が変わらない言葉も、なるべく言わないように心がけているのですが、室内にいても窓際に行くとマイナス13度の冷気が入って来る今晩、ちょっと言っちゃってもいいですか……。

さぶさぶさぶさぶ。寒—い!!!

…気が済みました。

さて、先週の月曜日、お騒がせ男のクリス・ブラウンとトレイ・ソングス『Between The Sheets Tour』を見て来ました。元々、ちょうどクリスxタイガの『ファン・オブ・ア・ファン:ジ・アルバム』のライナーの締め切り前に予定されていたのに、前回書いたように、クリスが裁判所から「あかん」と言われたせいで間に合わないタイミングになってしまい。ライナーノーツに反映できなかったのは残念ですが、お仕事ではなくなったため、ビールを片手に楽しめたので、良かったです。

この日、オープニングのタイガがどうもキレが悪い、と思ったら、交際中のカイリー・カーダシアン(17才)が妊娠したらしい、というゴシップが駆け巡ったのが理由らしい。お姉ちゃんのキムはカニエ・ウエストのお嫁さんなのもあって、タイガはカニエと急接近中で、次のアルバムは全面的にプロデュースを任せる話になっています。

クリスの復活劇もスゴいですが、蟹江もまたまた音楽シーンの台風の目になっていますねー。なにごともトゥーマッチな蟹江さんは得意でないのですが(音楽は好きです)。

バークレー・センターに話を戻すと、NBAのオールスター・ウィークエンド(チケット、じぇんじぇん取れなかったー)明けの月曜日、お休みだったのもあって完全にソールドアウト。7~8割が女性。そうなんです、メンツを考えると、案外、男性の率が高い。まぁ、カップルで彼女連れがほとんどだったけれど、どうも、彼らもクリスを見に来ている様子で。

このツアーは、トレイとクリスのダブル・ヘッドライナー。まず、トレイとクリスがそれぞれ歌うパート、1曲ずつ歌うパート(とくにHな曲を歌い合う感じ、ワハハ)、また別々のパート、という構成はメリハリが利いていて、飽きませんでした。最新作『X』もライナーを担当したし、基本、クリス・ブラウン・ウォッチャーとして参上したのですが、ひっさしぶりに見た、トレイ君にもだいぶヤラれて帰って来ました。

だってね、この曲とか、当時よりずーっと上手になっていたんです。

懐かしいでしょー。

いまだに一番好きな曲です。クリスは踊りまくる都合上、どうしてもリップシンキングが多かったけれど、トレイは歌唱力勝負で、ひたすら、生歌。ひたすら、ドR&B。年齢的に、EDMに流れてもおかしくないのに、彼は絶対やらずに、ずっとR&Bの人なんですよね。ブレなくて、カッコいいです。

顔がかわいいので、日本でも女子人気が高かった記憶があります。みんな、聴き続けているのかな。アルバムのインターバルが短いのもあって、私は聴き込んでいない作品もあるので、ちょっと反省しました。よし、またトレイ君のドR&Bをたくさん聴くことにしましょう。

クリスは「もう絶対お前のところには帰んねぇ!」と叫ぶ“X”からスタート。何がビックリしたって、客席の男性陣が一緒にこのフックを叫ぶんですね。浮気性の女性をよくディスって、恋愛のネガティヴな面を歌いがちなクリスには、そういう需要があったか、と感心しました。アーティストにとって「共感」、「代弁」が大事なファクターではあるので、それが男性人気の理由かと納得したのですが、いまの彼女が隣にいるのに、きっと過去の誰かを想いながら、クリスと「お前なんか要らねぇ!」と嬉しそうに合唱する20代男性たち、けっこう闇を抱えていますね。それから、クリスがソロで踊るたびに、客席が大盛り上がりになるのも新鮮でした。実は、並々ならぬ歌唱力の持ち主なので、もっと歌い込んでほしい気もしましたが。

この日はゲストも豪華。トレイのパートでファボラス、ニーヨ、タイ・ダラー・サイン、フェティ・ワップ(この人、要注目です)が出演、自分の曲を歌うサービスぶり。クリスが「今日は、兄貴が来ているんだ!」と叫んだときは「アッシャーかしら!」とめっちゃアガッたのですが、出て来たのは50セントとG・ユニットのみなさん。ムー。いや、50を嬉しいですけどね、ええ。こちらのサイトで動画が見られるのでリンクを張っておきます。

ハイライトは、クリスとトレイの“ Songs on 12 Play”。R・ケリー賛歌。今年のBETアワードで3人で歌うだろう、と予告しておきますね。トレイが2回目の自分のパートを終えてステージを立ち去る前に、鉄棒を使って懸垂をし、鍛え上げた背中を強調したのがちょっと面白かったです。トレイは、一度しか取材していないけれど、ちょっとお茶目というか、おバカなことを言ったりやったりする人です。

最後は、タイガとクリスの“Ayo”と“Royal”で大合唱大会。

やっぱり、フックが「お前が必要だとか、思うなよ」なんですねぇ。ツンデレ(最近、覚えた言葉です)でしょうか。90年代のバッド・ボーイみたいな撮り方も面白い。今年も、90’sブームが続くのかな。

リアーナとの事件のあとはどうなるかと思いましたが、仲間とバークレーをパンパンにできるところまで這い上がって来たクリス、スゴいです。逆境を吹き飛ばせる人を見守るのが、私の密かな趣味なので、今後もCBウォッチャー、頑張りますね。
って!

早く春にならないかなぁ!!

カテゴリーR&B

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。