ホームレスの男性にコンピュータのレッスンをしたら?

大風邪を引きましたぁ(ノω・、)

締め切りはかろうじて守ったけれど、チケットを譲ってもらうはずだったビヨンセコンサートも、DJヒロシ君の追悼イベントも、スーパー・キャットのダンスも行かれなかったー。

健康第一ですね。みなさんもご自愛ください。

ベッドに張り付いてipadでネットを見ていたら、こんな話にぶつかりました。まずは映像をご覧下さい。元は、CNNのニュースです。

ザッと内容を説明しますね。

場所はNY。コンピュータのエンジニアのパトリック(23才)は、出勤中に見かける首に重そうなチェーンをつけて体を鍛えているホームレスの男性が気になり出します。そして、ある日。

「100ドル(1万円)をもらうか、コンピュータをもらって毎日1時間の無料のレッスンを受けるか選んで下さい」
というオファーをすることに。

パトリック君がこのプロジェクトをブログに発表したところ、「何様?」「エディ・マーフィ—の映画のマネかよ」(『大逆転』ですね)といった非難を受けます。

ところが。

このオファーを受けたホームレスのレオは、パトリックが「気になった」何かを持っている人だったのです。どういう経緯でホームレスになったのかはわかりませんが、このレオさん、実は理系が強く、コンピュータのコードを教わる授業に真剣に、ものすごい勢いで取り組みます。

自分の時間を割いて教えるパトリックもすごいし、食べるもの、寝るところもママならないのに、ずっと上機嫌で続けるレオもすごい。レオがコンピュータのコーディングを身につけて、目指したもの。それは、とりあえず仕事を見つけてほしかったパトリックの予想をはるかに上回りました。

環境問題に関心があったレオは、「tree for cars」という、車の相乗りを奨励して二酸化炭素を減らすアプリの開発を目指したのです。

ここで2度目の、ところが。

レオは、ベンチで寝ているところを警察官に捕まって、パトリックの助けを借りて一所懸命書いたコードが入ったラップトップを取り上げられてしまいます。次の救世主は、女性でした。

この経緯をFacebookで追っていたグーグルの社員が新しいラップトップを持って飛行機に乗って来るのです。取材を受けた、彼女の台詞が印象的。

「これからの言語、コーディングを身につけたから彼には将来性がある」

本当にそうですよね。私もコンピュータのコードがわかる人がうらやましいもの。この映像は、レポーターの「どうしてそんなに前向きなんですか?」との問いに、「祈りと信仰心。効果抜群ですよ」と笑顔で答える、アメリカらしいオチで終わりますが、話の続きがありました。レオはアプリを完成させ、12/9に無事に発売したのです。とりあえず、めでたし。

「人を見かけで判断してはいけない」「どんな人にもチャンスはある」

といった教訓を含めて、アメリカのメディアやネットで広まっている最中です。アプリの開発もすごいですが、これだけ多くの人に感銘を与えたのだから(私も病身でブログにしてるくらいですから)、とにかくレオが一刻も早くふつうの暮らしができますように。

「これだけ話題になりました。でも、まだホームレスです」

だったらシャレにならない……というか、もう家族や知人も見てますよね、きっと。レオさん、ちょっと頑固なのかもしれないし、人の価値観はそれぞれですが、外で暮らし続けたい人はいないと思います。
続報も吉報でありますように。

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