Fire Sundayで募金してきました。

昨日の募金はその場で840ドル、今日になって別口から500ドル届いて、合計1340ドル集まりました。

お客さんの9割以上が1時半過ぎに来るダンスなので、終了時間の4時間まで実質的には2時間半。いろんなことを感じた2時間半でした。まず、人から無償でお金をもらうということの大変さ、ありがたさ。募金を主催したのは初めてだったので、独特の緊張感がありました。相手はこちらを信用して、お金を渡してくれるのです。募金先の説明、日本の状況など、質問があったときに備えるのは基本中の基本。

入り口近くのソファーとテーブルに、「Play for Japan」と描かれたTシャツを掲げ、お礼用の日本のキャンディーとかっぱえびせん(!)を設置。入って来たら、自然に目につくセッティングでしたが、込み始めてから威力を発したのは、MCの呼びかけでした。

2時過ぎにブースに入ったD-Lifeが曲を止めて、自分たちの予定しているダンスを丁寧にアナウンスしたあと、「今、日本で危機的な状況にいる人達がいる。今日、この場で募金をしている人たちがいるから、みんな協力してくれ」
とアナウンス。それまでも遠巻きに見ていた人達も協力してくれるように。さらに、メーンのJabbaが

「亡くなった人8000人、行方不明の人14000人、家がなくなった人が20000人以上いる。このダンスでも日本人はいつも一緒にパーティーをしてきただろ。みんな、しっかりサポートして」と何度も言ってくれ(古い時点での数ですが、それでも説得力がありました)、こちらもひとりがフロアーに出る作戦に切り替えると、集まり方がスピードアップ。まさに「A DJ Saved My Life」な瞬間でした。経験上、こういうときは男性の方が寛大なのですが、この日は女性も同じくらい募金してくれたのが印象的。

彼氏をこづいて出させるカノジョたちから、グループで来て、みんなでまとめて渡してくれる女子たちまで。

お悔やみの言葉やがんばって、という声をかけてもらいました。

一方、ハスラー系なのか、えらい照れくさそうにそそくさと募金する男性もけっこういたのがちょっと面白かったです。バーテンダーの同僚は全員協力してくれたし、セキュリティーで20ドル渡してくれた人もいて、びっくり。
日本は金持ちというイメージは、みんな持っているはず。それでも、事の重大さを察して、お財布やポケットに手を伸ばしてくれたのが本当に嬉しかったです。

風邪気味を押して浴衣の着付けから手伝ってくれたえりりん、2時間しか寝ない覚悟で来てくれたあきちゃん。テキストやメールで激励してくれた人も多かったし、友達のありがたさも身にしみました。

あきちゃんはフラットブッシュで短期滞在者向けの宿をやっていて、そこに住んでいるニチカちゃんも飛び入りでお手伝い。打ち合わせをしていないし大丈夫かな、と内心思ったのですが、若いだけあってどんどん行くので、途中から「行け!」とフロアーに送り出す自分がいたり。日本の状況はまだまだ大変です。この活動もまだ第一歩で、これからも休みの日は何かしら支援活動に携わることになりそうです。

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