Irie Jamboree裏話。

連休が明けたら、インタヴュー・モードです。一発目はジム・クラス・ヒーローズ。

レゲエとはちょっと遠いのですが、新作にはレゲエのベース・ラインを使った曲が2曲ほどありました。フロント・マンのトラヴィスは、お父さんがハイチ出身だそうで。

ビジー・シグナルはジャマイカで取った分を使い切ったのに発注が来てしまったので、追加電話インタヴューを設定してもらったのですが、ベイビーズ・マザーと子供が住む家がハリケーンの被害に遭ったとかで、キャンセルに。人としてよく理解できる理由ですが、だったら最初から「出来る」という話にしなきゃいいのに、と待ちぼうけを喰らった身としては思います。

予告していたIrie Jamboreeの裏話を。

・ゴミ拾いの仕事でフォト・ピット(ステージ前のカメラマン向けの場所)に入っていた少年が突然、けいれんを起こし、倒れる瞬間に体当たりされて吹っ飛ばされた。

・モヴァードがステージ近くに向かう際、セキュリティー・ポイントを一緒に突破しようとした取り巻きが興奮しすぎて、逆方向に動いていた私の目に軽くパンチを喰らわせた。

という文字にしたらけっこうバイオレントな事件があったのですが、大事には至りませんでした。

二つ目の事件は、
「目にパンチされたぁああああ!!」と騒いだところ、強面の犯人に「ご、ごめんなさい」と言われたので、いいのです。

実はほとんど痛くなかったし(騒ぐなよ)。

コンサートの関係者エリアはネットワーキングにも最適。伴走中のTOK/Bay-Cのプロジェクト用シングルが入ったCDを来ていたセレクター諸氏に配ってみたところ、思いがけずみんな感じが良くてびっくり。Steelie BashmentもPeeWeeも「ありがとー!」って大声で言ってくれました(まぁ、コンサート中ですからね)。やっぱりNew Tuneをもらうのは嬉しいのかな。声の低いプロデューサー氏には「私の顔が広いから、うまく行った」と、かーなーり恩着せがましいメールを打っておきました。

元々はファミリー向けが売りで、カルチャー系のアーティストが多かったIrie Jamboreeですが、年々ダンスホール系のアーティストが増えているのが問題になっているそうです。

ダンスホール系が好きなお客さんは来るのが遅いので、会場の物販が振るわない、子供がゆっくり観られる雰囲気ではなくなる、というのが問題点らしいけれど、それもレゲエの一部だから仕方ないのでは、と思ったり。

ズラのバティ攻撃発言や、彼がダンスホール寄りの新曲を多くやったことについても、ある関係者は苦言を呈していましたが、発言は間違えていると思うものの、まだ若い彼が過去のヒット曲だけのステージをやりたくない気持ちも分かる。

いずれにしても、こちらの関係者/メディアの人はアーティストに対して厳しいなぁ、と思うことはよくあります。かわいさ余って憎さ百倍、というか。今回、モヴァードはショウのプロモーション用のラジオ出演を全部ふっとばしたらしい。で、違う筋から5番街の某高級ブランドで取り巻き20人を引き連れて買い物をしているところを目撃された話しも入って来ました。これを「常識なし/自分勝手」と攻撃するのは容易いけど、でも、ああいう曲をやっている人が聞き分けよくてもなんかピンと来ないわけで。
私が甘いのかしら。

最後は、アリソン・ハインツがNY Timesでレビューされるという快挙を成し遂げた話題です。記事は、http://www.nytimes.com/2008/08/28/arts/music/28hind.htmlでしばらく読めます。
写真はこちら。

私もしっかり写ってしまいました。何かすごいファンみたいだ。
(写真は、NY Timesの物です)

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