カーテルこそアディ先生。

先日の「耳より情報」で、4/17にボビー・コンダースのバースデー・バッシュがBB Kingにて行われることを書き忘れました。

タイムズ・スクエア近くの、シャレたライブハウスでのダンスです。
楽しみにしていましょう。

さて、本題。

『Bay-C from T.O.K. presents Bombrush Hour』のライナー/対訳/クレジット集め/アートワークと、大詰めを迎えて「週末もへったくれもないじゃんね」という感じで働いております。

<War Trumpet>リディムの“Middle Day”Vybz Kartel feat. Jahvinciを収録しているため、先週、アディ先生に「ジャーヴィンチの本名を教えて下さい」とメールをしたところ、マイアミ行きの飛行機に乗るタイミングで返信が。先生、けっこう早起きです。

そのやり取りがちょっとオモロかったので、訳します。

いけじろー「先生、ありがとう。これからT.I.入獄前最後のパフォーマンスを観に、マイアミに行って来ます」

カーテル「どれくらい喰らったの?」

いけじろー「1年。でも、もっと早く出て来ると思います」

カーテル「なるほど。ところで、君は元気かい? 気をつけて行ってくるのだよ」

いけじろー「元気です。Give thanksでございます」

…間髪入れずに刑期を訊いてきたのも面白かったけれど、最後に「先生、案外いい奴?」なコメントがあって、道中、一人だったのがグッと楽しくなりました。ニンジャマン、カーテル、マヴァードと、みんなコワい面ばかり強調して書きますが、直でやり取りすると、フツーにまともな面もあります。ジュンちゃんにニンジャの家に連れて行ってもらった時は、「ご飯食べてく?」とオファーされたし、マヴァードも「全対訳をしたから、何を言っているか分かっている相手だと思って取材に答えて欲しい」と伝えたところ、「ありがとう」を3回言ってました。

悪く書いて欲しい人はさすがにいないだろうから、私がいい顔を見せられやすい立場にいるのは本当です。

って、たまーにこちらの仕事を知っていても、感じの悪いアーティストもいますけど。

裏話を書くと、「この人、まじ?」と思うくらい、態度が悪かったり、ヒドいコメントを言ったりするアーティストは、100%、売れないし、持たない。10年以上この仕事をやって、取材相手が累計200人を越しているので、マチガイないです。一番ヒドかった人は、デビューさえ出来ませんでした。

逆に、テディ・ライリーとか、ジェイ・Zとか、アリシア・キーズ、ベレス・ハモンド、メアリー・Jなど、すでに超一流の位置にいる人は、とっても感じがいい。上り詰める前のタイミングでも、同じことです。要は、「分かって」いるのだと思う。

話が逸れましたが、カーテルやマヴァードを「コワいだけのアーティスト」だとは思って欲しくないです。どちらも、日本に対してすごくいい印象を持っているようですし。まぁ、アディ先生は、前にいたレーベルの担当者をメールで激しく脅したりする一面もありますが。そのメールも、ひょんなことから見せてもらったのですが、バッドマン・チューンのリリック、そのまんまでございました……。

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