今さっき、MSGでマドンナのコンサートを見てきました。凄かった!!!演出が!!!!
シルク・ドゥ・ソレイユ+オフ・ブロードウェイのミュージカル+コンサート÷3 みたいな(・∀・)
総勢20名余りのダンサーが、マドンナの世界観ー宗教、クラブカルチャー、マーチングバンドに軍隊、ヒップホップ、そしてゲイ・カルチャーを衣装と映像、舞台装置、完璧なコリオグラフで見せていく。マドンナのダンサーのレベルはめちゃ高い。昔から、そう。踊りが上手なだけでなく、その人の個性まで伝わってくるような「強さ」がある人ばかりでした。
もちろん、コンサートだから、マドンナの曲が主役のはずですが、通常のコンサートに比べると、圧倒的にほかの要素が強かったです。中心に据えられているのは、アイコンとしてのマドンナと、マドンナ・ワールドの具象化。
とは言え、マドンナさん、案外歌ってました(ほとんど口パクだと思って行きました)。ギターを抱えながら。30年間歌って来て、これだけ歌がうまくならない人も珍しい、と正直、思いました。が、ポイントはそこではないのです。マドンナのキャリアのおいて、力点がそこだったことは、いまだかつてないのです
とくに素晴らしかったのは、ハリケーンの被災者に対する激励の言葉。「今日、被災地に行ってきました。みんな助け合っていて立派でした」と言ったあとで、オバマ大統領の言葉を引用し、「信条や肌の色、性癖が違っていたとしても、相手を愛することを学ばないと」。「災害のようなカタストロフィーを待たずとも、お互いを助け合わないと」。本当です。
バックドロップに 同性愛者であることが理由でいじめられ、自殺したティーンネイジャー達の写真と名前が次々と映し出されたときは、苦しくなりました
こうやって、世界的な知名度を使って自分が信じているメッセージを届けられるのが、マドンナのすごいところ。マテリアル・ガールからスピリチュアル系/社会派のスーパースターになったのだから、大したものです。
10歳くらいの長男がダンサーとして参加していて(ちょっとボーッとしたタイプ)、彼と並ぶと「母さんモード」になるのもよかった。お友達の都合が悪くなったとかで、明美さんがを回してくれたチケットがとてもいい席で、ステージのすぐ横、20メートルのところにマドンナさんがいました。明美さん、ありがとーーー!
マドンナさん、まだまだ綺麗。顔はいっぱいお直ししているだろうから、比較対象にならないけれど、体が鍛え抜かれていて、20代のダンサーの中でも大丈夫。そんな50代、いないでしょう私ももっとヨガがんばろー
宙づりの兵隊さんに注目
フィナーレ
インスピレーションをたっくさん受け取った夜でした