Maxwell& Amy Winehouse

BET Awardsでひっさびさにマクスウェルを観て感動したのが先週のこと。

アル・グリーンのトリビュートで、ジル・スコット~アンソニー・ハミルトンという流れで出て来たのが短髪、スーツ姿のマクスウェル。彼の“Simply Beautiful”のカヴァーが狂おしいほどセクシーで、とっても得をした気になりました。アル“俺が愛だ”グリーンさんも客席で「イェーイ!」と指を出していましたよ。ジル&アンソニーの最強歌唱力ティームより光るなんて、なかなか出来る芸当ではないです。
 
それにしてもいつまで待たせるつもりなのでしょうか、4作目。ねぇ、マクスウェルさん。

マクスウェルはe-mailインタヴューをした最初で(願わくば)最後のアーティストでもあります。結果的に面白い仕事でしたが、プレッシャーも凄かった。次は絶対! 対面がいいです。爆発ヘアーの不思議君より、今の方がダンゼン好み。テレビだけで「いやぁ、どうしましょ」(って、どうするもこうするもないのですが)と盛り上がれる私は幸せ者(aka バカ者)。そのくせ、実際の対面取材となるとマジメにお話を拝聴して帰って来てしまうツマらない女だったりもします。

昨日は昨日で、ネルソン・マンデラの90才(!)の誕生日コンサートをテレビで堪能しました(夕立が多いので、テレビッ子になっています)。
 
エイミーちゃんがね、頑張ったの。
 
健康問題がニュースになったばかりだったから、マイクまで歩くだけで見る人は固唾を呑む思い。目印のBee Hiveヘアーは大きくなる一方なのに脚が異常に細くて、それを支えるヒールがグラグラしているのは、バランスが悪いせいなのか酒気を帯びていらっしゃるからなのか、ハイド・パークに集まった42000人もみーんな同じ心配をしたかと思うのですが、しっかり2曲歌い切っていました。

この人の「しっかり」は、ほかの人の「ちょいふら」ではありますが。いいの、天才だから。

ポール・ロジャースがヴォーカルのクィーンのヒット・パレードや(ブライアン・メイが発起人だそうです)、司会を務めたウィル・スミスが(元)ラッパーの意地を見せて披露した曲で客席が引くなど、いろいろ見どころが続いた後、最後を締めたのは、なんとエイミーさん。Special AKAの“Free Nelson Mandela”を、ジェリー・ダマーズをキーボードに従えて歌ったのです。

エイミーもアニー・レノックスも、当たり前の顔をしてモンキー・ダンスを踊っています。特に、アニーさんのスカ・ダンスは年季が入っていて、さすがです。

  “Free Nelson Mandela”は、私がジャマイカン・ミュージックに目覚めた頃に大好きだった曲です(まぁ、2トーンの曲だから厳密にはイギリス産ですが。いまだにスペシャルズやマッドネスは耳にすると反応してしまいます)。まだこの曲の本当の意味が分かっているような分かってないような小娘時代。マンデラが釈放された90年2月11日に、私はロンドンにたまたま居合わせました。ストリートに狂喜する人々が溢れ出て、正直、最初は怖かったのですが、理由を聞いて「ああ。」と納得したのを思い出します。それでも、お祝いのパレードに参加する度胸はなかったなぁ。
 
ロンドンに行きたくなって来ましたよ。

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