世界小旅行

先々週は、あちこちからお客さんが来て、NYにいながらして世界旅行に出たような気分を味わえました。って、みんな日本人なんですけどね。あ、一人はアメリカ人か。

火曜日はジムの後、冬になるとコツゼンとNYから姿を消すJJ嬢と久々にミーティング。

池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro' s NY Journal

 

NolitaのMacBarはアメリカのコンフォート・フード(おふくろの味?)であるマカロニ・チーズ専門店。店内も容器もマカロニを象っていてかわいい。まぁ、簡単なお料理だし、リピートするほどではないかな。写真は、サルサ風味で、トマトやシアントローなどが入っています。

ニューオーリンズやジャマイカに長期滞在してきたJJから、現地情報を仕入れつつ、麻薬キング、ドゥダスの引き渡しをジャマイカ政府が拒んでいることから、ジャマイカ内はさらに治安が悪くなりそう、とのニュースにちょっと心配になったり。

翌日はインドに嫁いだ坂田マルハン美穂さんと、バスタパスタへ。前世紀(!)に同僚だった&まったく違うようでどこか似た生き方をしている美穂さんとは、話が尽きない。というか、途中から「早く言わないとまた話題が変わってしまう」との心配から、お互いが相手の話を遮り始めて大笑い。ふたりで話しているのにね。

池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro' s NY Journal

 

自然体でインド文化とつき合っている美穂さんのブログは面白いですよ。伝統的な22金のインディアン・ジュエリーをいつもすてきに付けていて、羨ましい。「この間会った時と同じよ」と言われても、毎回じっくり見せてもらって楽しんでいます。葉っぱの形をしたピアスなど、芸術品みたいです。

池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro' s NY Journal

 

バスタパスタは、日系イタリアンの人気店。90年代に東京で人気だった代官山フラッグスの系列店と、大昔に聞いたことがありますが、真相のほどは分かりません。写真は、ゴルドンゾラ・チーズと生ハムのパスタをサーヴしているところです。なかなかのショウマンシップ。

池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro' s NY Journal

 

これと、名物のウニ・パスタを食べて来ました。どちらも塩辛いかな? と思いましたが、あとから喉が渇いて仕方ない事態にはならなかったので、適量だったのでしょう。

金曜日は、東京のお兄さん、八幡さんの弾丸トーク・ナイト。「ジャマイカンとイタリアン、チャイニーズは食べた」というので、珍しいところに行こうとインターネットで調べて候補をいくつか挙げたなか、ノリでイースト・ヴィレッジの「リトル・ポーランド」へ。

池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro' s NY Journal

 

みーごーとなまでに単色。どのお料理もジャガイモかひき肉か炒めたキャベツが入っていて、さらにサイドにオニオン・リングとフライドポテトを選んだら、トンでもなくヘヴィな食事になってしまいました。私、ロシアとか東欧には妙な思い入れがあるのですが、ポーランド料理が好きか、と言われたら、

「ううん、あんまり」

と答えるしかないかも。いや、マズくはないんですよ。でも、例えば写真のメーンのお料理はコロッケの中身にグレービーをかけただけ。豊かな気分にはなりづらい。寒く、貧しい国でお腹いっぱいにする目的で生まれたお料理は、食べているうちにドーンと重くなる気もします。

珍しいところ、と狙い過ぎて大失敗。フツーに美味しいハンバーガーのお店に案内すれば良かったぁ。

池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro' s NY Journal

 

美穂さんからいただいたお土産。オーガニックのマサラ・ティーはスパイスが効いた、本格的なお味でした。ローズとレモングラスの香りの自然派ソープと、「ヒマラヤ」(!)というすてきなネーミングの歯磨き粉は使うのが今からとっても楽しみです。行ってみたいなぁ、インド。

とか何とか、お天気のよかった1週間を楽しみつつ(仕事は少しサボり気味になりつつ)、ちらっと世界を旅行した気分に。週末は遅れ気味だった仕事を片付けながら、合間に八幡さんからいただいた『週刊文春』と『週刊新潮』を隅から隅まで読破して、バリッバリの日本人である自分を再確認したのでした。

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