うちでパーティーをして、食べ過ぎて、眠れない。
「バカなの?」と自分に思わずツッコミを入れたくなる状況で書いてます。なんかねー、レゲエの話がしたいの。
聞いてくれる相手がいないから、ブログで絡んでみる、みたいな。
昨日、スティーリー・バッシュメントのサンクス・ギビング・ウィークエンド恒例のヒストリー・ダンスがありました。毎年、通好みの好カードで人気のダンス。今年は、Killamanjaro / Bass Odyssey / LP International。申し分ないです。
それでですねー、つくづく、しみじみ、心の底から思ったことがありまして。
私、キラマンジャロが、ほんっとに好きだなーって。
ニューヨークでも滅多に見られない、とか、歴史がある、とか、ダブがいちいちカッコいい、とか、パパ・ジャロに取材したときに最高に痺れるレベルでカッコよかった、とか、そういう「ありがたみ」重視の理由ももちろんあるんですけど、それだけじゃなくて、曲のかけ方、ペースが完全に好みなんですね。
最初のラウンドで遅めで地味な、でもすごくいい曲を丁寧につないで、とくにフォワードをもらわなくても、全然動じないでペースを崩さないところとか(その間に、さらっとデニス・ブラウンやガーネット・シルクをかけてましたが)。ほかのサウンドがかけた曲を意識しているようで、引っ張られないところとか。
盛り上げたのは、Bass Odysseyです。華やかだし、ブルックリンでもファンがついているし。サウンドの良し悪しなんて、つまるところ好き嫌いで、要するに主観。基本ラインができていたら、あとはその時の気分にどこまでマッチしているかだと思うのですが、昨日はもう一つ、良し悪しを決めるファクターがあるなぁ、と。
それは、カッコ悪いコト、余計なコトをしない、という。減点方式ですね。
LPはフル・メンバーでやる気満々だったのですが、当日用のダブで「ええええ?」というのをかけてしまって。BOのアンセム、ブジュの「アレクサンドラ出身のグレート・ベース・オデッセー♬」ってあるじゃないですか。100%盛り上がるの。あの替え歌。もー、ブジュじゃないし、こんなの誰が聴きたいの、とか内心思っていたら、さすが、われらがブルックリン・ピーポー、ブーイングしてました。
LPはなんども「キング・オブ・ニューヨーク」宣言をしていました。会場の一番後ろにキング・アディーズのKing PinとA-1がいたので、
「あれいいのー? ラップトップ取って来た方がいいんじゃないのー?」
とかふざけてKing Pinを煽ったら大笑いしていて。でも、LPが2回目になって、ダンスに出ていないのに名指しでアディーズをディスったときに、ふたりがちょっと険しい顔をしてさっとステージの後ろに立ったのが面白かったです。うん、男の人の「こんにゃろ」って顔、好き。
それが関係あるのか、ないのかわからないのですが、客席でケンカが勃発、セキュリティーのつまみ出されたあとで、すぐにガンショットになったらしく、ダンスは3時半になる前に終わってしまいました。残念すぎる。
LPもBOもなんどもボスっているところを見ているし、さすがトップクラスだなぁ、とよく思います。でも、聴いていてふわーっと溶けるような気分になるのは、ジャロなんですよねー。
えーと。どこにも着地しない文章でごめんなさい。
また、「なんであのサウンドが好きか」話はしたいと思うので、こういう話題が好きな人はつき合ってください。