Thank you for your hard working!

たまには、本職のことでも。

ここ2週間でのインタヴューはアッシャーの電話(哀)取材と、ルーツ・レゲエの新星、エターナ。

エターナはまず、ブルックリン・カレッジで行われた「北京オリンピックにジャマイカの陸上ティームを送り込もう!」との主旨のチャリティー・コンサートで再会。ほかにジャーメロディ、デュアン・スティーヴンス、リッチー・スティーヴンス、ココ・ティーが参加し、客足は今ひとつだったものの、とてもいいコンサートでした。こういうチャリティー・コンサートで全力で歌うリッチーとココ・ティーはアーティスト(および漁師)の鑑。日本代表として、ブランチ代くらいの金額を寄付してきました。ジャマイカの陸上ティームは強いですからね。

北京オリンピックと言えば、あちこちで抗議運動が起きているようですが、決まった後で横やりを入れるというのはどうなのでしょう。問題がある国を仲間外れにすればいいということでもないような。

マカオで激写した、オリンピックのマスコット(のうちの一匹)です。5匹いるんですよね。「ツバメ」とか「聖火」とか「マスコットにはどうなの?」 なものが題材で、一見何だか分からない。あちこちで目にした香港旅行中、うちのママちゃんと不思議に思って、思わずインターネットで調べてしまったほど。

一緒に写っているのは……「魚」。

中国人のセンスって面白いですね。目の周りと頬がほの赤いのがかわいいというか、色っぽいというか。
あ、仕事の話でした。

エターナはリッチー・スパイスのバック・シンガーをしていた時から知っているので、インタヴューの前にレコーダーを止めて近況報告から聞きました。リッチーが所属する5th Elementの社長Dを差して、

「一緒にハングアウトする(遊ぶ、くらいの感じですね)には最高だけど、仕事で組むと最悪」

との見解で一致しました。ちなみに、この見解の支持者は多い。頑張れ、D社長。

エターナのほかに私が注目&応援している新人さんは、UKのエステルです。先行シングル、“Come Over” がブラック・チャイニーのレーベルからカットされているので、レゲエ・シンガーだと勘違いした人もいるらしいですが、ジョン・レジェンドのレーベルに所属するR&Bシンガーというのが正解。

この人の、USデビューのアルバムがすばらしいのです。それこそ、レゲエ好きにも響く出来映え。前評判が高く、28日のマンハッタンはハイライン・ボウルルームでのパスは取れず。「26日のLong Island Universityなら取れる」と言われ、「ブルックリン・キャンパスはうちの目の前だし!」と二つ返事。当日の6時半にパスのコンファメーションが取れて、チェックしたら、ロング・アイランド・キャンパスでした……。カメラ・バッグをひっつかんで、駅まで行きましたが、30分に1本しかない電車を逃してしまい、8時のパフォーマンスにはどうにもこうにも間に合わないことが判明して挫折。

もう、シットコムみたいでした。

さて、アシャンティーのライナーノーツのため、個別リスニング・セッションの待機体勢に入って3日目です。彼女はロング・アイランドに住んでいて、マンハッタンのスタジオに来る機会を待っていたのですが、どうも地元がいいらしく、あと1時間で車のお迎えが来ます。何か、ロング・アイランドに呼ばれてますな。

本人とママジャー(ママ+マネージャー)がミックスダウンの合間に解説してくれるらしい。

日本の担当者さんより先に聴くことになるので、ちょっと緊張しています。これも、日本代表だな。

タイトルは、最近の「丁寧にお礼を言いたいときの殺し文句」です。

こう伝えると、みんなすごく喜んでくれる。アメリカ人も「働き者」と言われるのは悪い気がしないのですね。
……ハー、頑張ってきます。