Tivoli 炎上

7月に長めに滞在することにした翌々日に、コカイン王クリストファー“ドゥダス”コークの逮捕に向けて、ティヴォリ・ガーデンで銃撃戦が始まってしまいました。

キングストンには戒厳令(カーフュー)が敷かれ、ロイターの映像を見る限り、ティボリ周辺は戦争映画のようなことになっているようです。兵隊、警察官のみならず、一般市民の死者も出ているようです。一足早く行って、合流するはずだった友達も空港が閉鎖される前に日程を早めてNYに帰って来ました。

行かなくて良かった。強運。自分勝手ですが、そう思っています。01年の9/11のNYもそうでしたが、住んでいる人達はいつもより行動範囲を狭くして、淡々と日常生活を過ごすしかないんですよね。

ジャマイカの新聞にはドゥダスが地元で英雄視されている「ロビン・フッド」現象について書かれていました。法は犯すけれど、貧しい人々の生活を助けるヒーローだったら、日本にはネズミ小僧がいますね。

私はまるっきりの善人も、100%の悪人もいないと考えるので、ドゥダスとその一派が地元の人の生活を助けていたのは、善意からだと思います。彼らがいなかったら、経済活動が成り立たなくて、よけいヒドい状況に一時的に陥るのも事実でしょう。でも、ドラッグ・マネーはドラッグ・マネー。それに伴って、銃と暴力が余計にはびこるのも事実ですし。

それにしても、世界中でドラッグの取り締まり事件が厳しくなっているような気がするのは私だけでしょうか。日本でも、以前なら隠蔽されていそうな芸能人の麻薬使用が摘発されてますし。NYでドラッグでろくでもないことになっている人は見ているので、全体的にはいい傾向だと思います。

キングストンの状況が悪化しないことだけ祈りつつ。

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