T.O.K.がVoice Mailのオニールをはじめ、亡くなった家族や友達、戦争で命を落とした兵士のためのトリビュート曲を作りました。
昨日、Flexxから一斉メールが届いて（つまり、昨日が解禁日のはずです）、夜の間に画像をつけてYoutubeにアップした人が何人も出現、すでに話題になっているようです。それこそ、Alexから“Ms.Brutally Honest”のあだ名をもらっている私のこと、事実を書けば、T.O.K.とVoicemailがめっちゃ仲良かったわけではないです。というか、Voicemail陣営が、日本での売れ枚数をかなり底上げしてジャマイカのメディアに吹聴したことに関して、本当にゴールド・ディスクを獲得しているT.O.K.の面々が快く思っていなかった時期もありました。
でも、それはそれ。
Voicemail側がT.O.K.に一目置いているのは、Club AsylumのVIPエリアで「全員集合！」になったとき、すぐに分かりましたし、グループが少ないダンスホール界で、お互いを刺激し合う存在だったのはまちがいないでしょう。これは憶測ですが、「自分たちのうち、誰かがいなくなったら」という思いに、T.O.K.のメンバーが駆られたのかもしれません。
それにしても。
T.O.K.の底力と本領が余すところなく発揮された曲です。とくに、最近、歌唱力をつけているクレイグの歌いだしと、すぐにフレ夫さんがこぶしを効かせて声を被せるフックがすばらしい。プロデュースは、マリオ“マッド・サイエンティスト”ローレンス。いい仕事をしています。この曲で、ささくれ立っているキングストンが癒されるといいのですが。