Trace最新号

Trace最新号は丸ごとジャマイカです。ライヴァル誌Faderはベイビー・シャムのドアップ、YRB(洋服屋さんのYellow Rat Bastardが出している雑誌ですね)はショーン・ポールが表紙。トレンドでしょうか。

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まだ、ページを流して読んだだけですが、感じの良い写真集という手応えですね。買って損はないと思います。アーティストのページなど、「お、それは知らなかった!」という驚きの事実はまずなさそうが。ミスター・ヴェガスがスーパー・キャットやピーター・トッシュと一緒にレジェンドに入っていたりするトンチンカン・ポイントを探して喜んでいるタチの悪い読者(=私)であります。Luireのエディター特集の取材で協力してくれたエイミー嬢が頑張った模様なので、意地悪はこれくらいにして。でも、アメリカのプレスで信頼&お手本にできるレゲエ記事を書いているのは、ロブ・ケナーとパトレシア・メスキーノくらいというのは本当。あとは、詳しくはないけど、ズバッと本質を見抜けるNY TimesのKELEFA SANNEH も「お!」という記事を書くかな。

日本の雑誌で「ローリン・ヒルがハイチ系黒人」という表記があったので、ほかの用事のついでに「間違いですよー」とお知らせしたら、マジメな編集長が情報の出典元を知らせてくれました。それがワシントン・ポストとか、E! Onlineとか超メジャーどころ。すげぇ。こんな大手が堂々と間違えているなんて。こうなると、何を信頼していいのかサッパリ分からないですね。広く浅くのオールマイティ・タイプのジャーナリストがこなす

仕事量はいつも感心しますが、やっぱりレゲエやHiphopはLive for die forみたいな書き手でないと、ファンの熱さに着いていけないと思います。この雑誌に関して言えば、同じ号でリアーナがレゲトンに入っていた方が実は問題ですが。さらにリアーナに関して言えば、CDのたすき、およびキャッチコピーに「クィーン・オブ・ダンスホール」とあるのに、ライナーには「ジャンルレスなシンガー」とありました。って私が書いたのですが。確信犯です。

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