Usher in ATL

3月に入って運気がグーン! と上がったと思ったら、張り切り過ぎて先週の頭に見事、声を失ってしまいました。3/11にビーニ・マンを観たあたりから声の調子がおかしくなり、その週末に友達のパーティーを手伝ったり、日本から出張に来た人と打ち合わせしたり、とガンガン声を使っていたら……

月曜日に、ぜんっぜん声が出なくなり。喉、弱いんだった、私。アッシャーの新作、『Raymond V Raymond』のため、水~金にアトランタ出張が入っていたので、本気で焦ってなるべく大人しくしていました。その甲斐あって、木曜日の本番には80%声が出るように。

とりあえず、アトランタ写真館、行ってみましょう。

$池城美菜子的紐育日記~Minako Ikeshiro' s NY Journal

 

@Gladys and Ron’s Chicken & Waffle。

ロスのRoscoe’sもいいですが、アトランタのこちらはなんたってグラディス・ナイトとロン・ワイナンズがオーナー。写真は名物メニュー、その名も「Midnight Train」。ワッフル2枚とチキン・ウィング4本。それだけ。それだけなんだけど、どちらも完璧な味なので、至福の時間でした。ソニーの担当嬢、フォトグラファーの鈴木さん&旦那さんと私の4人は、腹ぺこ状態でお店に到着したうえ、食べ始めるまで1時間待ちだったので、食べている間は欠食児童(死語?)みたいなことになっていました。カラード・グリーン、マック&チーズといったサイド・ディッシュも美味でした。

ところで、一緒にレストランをやるくらいだから、どんな関係なんだろう? と思って調べてみたところ、ロンはグラディスより一回り年下のうえ、5年前に亡くなっていました。ゴスペルの名門家族、ワイナンズの一員ではありますが、シンガーとしてはグラディスの方がずっと有名ですし、どういう経緯でこのレストランをいっしょにやることになったのか知りたいところ。

もう一つ。ワッフルとフライド・チキンの発祥はハーレムだそうで。ハーレムではAmy Ruth’sなどのソウル・フード・レストランでこのメニューがあるし、ダグ・E・フレッシュのお店もある(あった?)ようですが、「チキン&ワッフル」となるとLAが強くなってしまうのは悔しいかも。

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木曜日のジャンケットはPatchwerk Recording Studiosoにて。ずらりと並んだプラークが物語っているように、多くの名曲、名アルバムが生まれた場所です。

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お待ちかね、アッシャーさん。フォトグラァーの鈴木さんは、小柄&謙虚な人柄ながらハリウッド・スターを撮っているような凄腕(http://suzukikphotography.com)。セッティングに3時間くらいかかるので、アシスタントとして旦那さんのジーンさんも見えていたのですが、この日系人の旦那さんがいとうせいこうにそっくり。チキンを食べている間、「誰かに似ている、誰かに似ている」と考え続け、気がついたあとは、いとうさんと一緒に食べているような錯覚に陥ったほど。i-Phoneでいとうせいこうの写真を探して見せたところ、本人も「そっくり!」って言ってましたから。ちなみに、鈴木さんか「私、中村玉緒に似ている、って言われます」との自己申請がありました。中村玉緒といとうせいこうの夫婦は新しいですね(!?) 何で写真を撮らなかったのか、めちゃくちゃ後悔しているところです。この会話も含め、楽しい出張でした。

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へへー、見せびらかしシリーズ。アッシャーは渋みが増して、また違う魅力をまとっていました。右端のきれいどころはSonyの里奈嬢です。

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最終日は朝の便を取らなかったので、一人でアトランタ観光。って、コカ・コーラ博物館に行く時間しかありませんでしたが。コーラが好きか、と言われたら、微妙なんですけどね。ピザやハンバーガーなど、「アメリカーン!」な食べ物と一緒のときくらいしか飲まないし、今、NYで話題になっているソーダ類の増税は基本的に賛成なくらいですし。たまに飲む分には美味しいけれど、体に悪すぎ。って、博物館内の世界の炭酸飲料の試飲ができるコーナーで、

「タンザニアのソーダって不思議な味!」

などと、一人で盛り上がったのも事実ですが。ちなみに、イギリスのビターレモン系のソーダが一番、美味しかった。ジャマイカのTingとほぼ同じ味。というか、イギリスの方が本家かな。

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こんなところでお会いするとは。って、誰だかまだ定かではないのですが。加山雄三? 違う?? アッシャーの新譜は、新境地を拓いていていいですよ。楽しみにしていましょう。

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