まだまだ続く、オバマさんのお祭り騒ぎ。
ハーレムの週刊紙、「New York Amsterdam News」の特別号は大人気。ダウンタウンのイースト・ヴィレッジのニューススタンドにまで売られていました。左の頁は裏がオバマ家の4人で、ポスターになっています。60年代に、この新聞にコラムを書いたキング牧師とマルコム・Xは、天国でどんな話をしているのでしょうか?
案外、「遅かったよなぁ、おい」だったりして。
もともと民主党が強いNYは、独立記念日よりも今週の方がよほどお祭りモードが強かったです。ブルックリンでも、ブラック・ネイバーフッドであるクラウン・ハイツやフラットブッシュは決まった瞬間に、勝手に祝砲の嵐(空の銃を空中に向かって撃つのです)で、警官も大勢出ていたとか。
私もオバマさんになって嬉しいです。嬉しいのですが、決まった瞬間に、それまで禁じ手みたいに扱われていた肌の色の話題が、+となって噴出したのはちょっとびっくり。
テレビのコメントも、
「150年前まで奴隷制があったのに、黒人の大統領選が生まれるまで進歩した我々はなんて素晴らしい国に住んでいるんだ!」
というのが大半。それって、偉いのか。
写真の左に小さく写って入るのは、取材したDaptone Recordsのフライヤー、右下は「ケーキマン・レイヴァン」で配っていたオバマ・カレンダー・マグネット。
さて、これからが本番です。近年に選出されたどの大統領よりも、オバマ氏は大きな課題をたくさん抱えています。結果が出るまで、4年と言わず8年間くらいやってもらった方がいいような気がします。