ネイオの3rd 『And Then Life Was Beautiful』がすばらしい

秋はR&Bが似合います。最近リリースされたアルバムのうち、スーパーヘヴィロテで聴いているのがNao『And Then Life Was Beautiful』。字面だけで「ナオちゃん❤」と呼びたくなるけど、「ネイオ」です。本国イギリスでは2016年のファースト『For All We Know』からずっと話題になっているシンガー。一度聴いたら忘れられない、鼻にかかった高い歌声が何とも言えずすてき。声自体が甘いから、少し辛辣な歌詞を歌うと自動的に「甘辛ミックス」になって最高なのです。もしかしたら、日本では「アニメ声」と言われる類なのかな? ちがうか(←わかってない)。... Read More

メアリー・J.ブライジとボーイズⅡメン、T-ペインのドキュメンタリー3本を紹介

 雷つづきで無駄にドキドキする今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。今回はアマゾン・プライムのメアリー・J.ブライジのドキュメンタリーと、ネットフリックスの『This Is Pop〜ポップスの進化』のボーイズⅡメンとT- ペインにフォーカスした回の話を。... Read More

Weekly Recap 5.6-5.14

 今週はきちんと1週間(とちょっと)でRecap (再生)できそうだー。えらいな、自分。今週はレゲエ・ウィークでしたね。5月11日のボブ・マーリーの命日にJ-WaveのSonar Musicに呼んでいただいた2日後に、Spotifyの公式ポッドキャスト『Poplife』のレゲエ特集が公開されました。ラスタファリズムの説明があいかわらず下手だなぁ、との反省がムクムクともたげている最中。このブログでは、SWV対Xscapeのverzuz対決、タリブ・クウェリがまさかの大炎上中、チャートでは『Khaled Khaled』よりロッド・ウェイヴ『SoulFly』推しという話と、と最近のお仕事の宣伝をしますね。... Read More

ジャスティン・ビーバー 『Justice』全曲解説

「ジャスティンは、アーバンです!」。2012年11月、ジャスティン・ビーバー「Believe Tour」のニューヨーク公演にレコード会社さんに招待された際、耳にした言葉です。音楽ライターとしての守備範囲がちがったのでお役に立てないかも、と迷った末、「私、アーバン系のライターなので‥」とやんわり辞退しようとしたら、担当者さんが言い切った。そのとき、私はつい吹き出してしまったんですよね。アッシャーが見初めてデビューにこぎ着けた逸話は知っていたものの、当時のジャスティンの人気ぶりは、本来、アメリカには存在しないアイドル的なものだったから。... Read More

マライア・キャリーの自伝『The Meaning of Mariah Carey』が邦訳されるべき6つの理由

「マライア・キャリーは、黒人である」。これを読んで驚く、日本のファンはまだ多いでしょうか。正確には、アフリカ系の父と、アイルランド系の母をもつ、バイレイシャル––「ハーフ」という言葉は少しネガティブな響きを含むので、私は「バイレイシャル」が定着してほしいです––つまり、ふたつの人種に属する人で、  先日、全豪オープンを制した大坂なおみ選手や、バラク・オバマ元大統領もそう。昨年の12月に発売以来、ファンの間で大反響を巻き起こしている自伝『The  Meaning of Mariah Carey』(直訳;マライア・キャリーの意味 意訳;マライア・キャリーであること)は、その前提をまず頭に叩き込んで、彼女の子ども時代の苦労も、ヒップホップ・カルチャーへの思い入れも理解できる構成になっています。... Read More

Super Bowl の経済学;The Weeknd「自腹7億円」は不足分の補填、そして赤いジャケットの秘密。

The Weekndのスーパーボウル・ハーフタイム・ショー、観ました? よかったよね?  よかった、よかった、で済ませてもいいのだけど、いくつか付け足したいことが。地元タンパベイ・バッカニアーズがカンザスシティ・チーフスを降しましたが、The Weekndこと、エイベル・テスティファイにとっても「負けられない」夜でした。... Read More

3度めのメランコリー『Man of the Moon 3 ; The Chosen』「男の子でしょ、泣きなさい」と教えてくれたキッド・カディ

47.7才シリーズでNas『 The King’s Disease  』を書く準備をしていたのが、12月11日、キッド・カディが出発点である『Man of the Moon 』シリーズの3作目をリリースしたので、カディ応援団団長(自称・非公式)としては、こちらを先に。... Read More

Verzuz.TV テディVSベイビーフェイスの次はエリカVSジル

コロナ禍による自主隔離期間が長引くなか、インスタグラムやyoutubeで多くのアーティストがライヴ配信をしています。なかでもここ最近、大きな話題になったのがVerzuz.TVと銘打った対決シリーズでの、テディ・ライリーVSベイビーフェイス。Verzuz.TV はインスタ上でつないだふたりのミュージシャンがお互いの関わった曲をかけ合って、どちらが強いか競っていくルール。合間に思い出話や、相手の曲への感想のおしゃべりが入って楽しいです。テディさんとベイビーフェイス師匠は1980年代以降のブラックミュージックの土台となったふたりの登場とあって、注目度は抜群。... Read More

The Weeknd 『After Hours』のヴィデオ観た?

The Weeknd の4年ぶり4作目『After Hours』の快進撃が止まりません。ビルボードのHot100にアルバムの収録曲ぜーんぶ(!)14曲がチャートインしている異常事態。アルバムチャートも当然、1位。日に日にサバイバル・モードが強まる今日この頃、彼の美声はとてもありがたい癒しだから、納得です。同じ3月21日にリリースされたChildish Gambinoの新作は全曲解説をきちんと書いたので、このブログは軽くThe Weekndが昨年の12月から順番に公開している連作ヴィデオをナヴィゲートしますね。これが、よくできたホラーなコメディ。そうそう、4月17日に発売される日本盤で、先行リリースされた3曲以外の歌詞対訳を担当しました。だから、まぁまぁ詳しいですよ。... Read More