Busy Busy Busy

今回のメイン仕事の一つ、ビジー・シグナルの取材日。
“Tic Tac”のPV撮影の合間、というセッティングでした。



いやー、今のビジーは存在そのものが光っています。私は「感じが良くてインタヴューの答えが通り一遍なアーティスト」より、「愛想がなくても、ちょっとくらい怖くてもオモロい返事をくれるアーティスト」を好む、という必殺仕事人(古いな)なのですが、ビジーみたいにフツーに楽しそうに話しながらバンバンカッコいい答えを返してくれる人は自動的に大ファンになります。

マヴァードもそうですが、バッドマン系の打ち出しながら、時に繊細な顔を見せてくれる人も応援したくなる。いわゆるイケメンではないこの二人の女子人気が高いのも、その辺りを敏感に嗅ぎ取るレディースが多いからではないでしょうか。

哀愁系バッドマン、と言いますか。

ビジーもビジーそうでしたが、私もビジー加減が高じて壊れ始めました。
結果、行きのタクシーで携帯電話を落としてしまい。時間通り行ったのに、ビジーも来ていなければ、唯一泣きつける友だちも不在。

電話機より登録している番号を無くしたショックでクラクラしながらも、弱みを見せられる状況ではなかったので、とりあえずスタッフ相手にスケジュールを切り直しました。取材は単独で、という主義が裏目に出たなぁ、とオチていたら、

「なに、怖い顔してどーしたの」

と、登場したのが、届け物に来ていたらしいTOKのクレイグ・T。

内心、号泣する仕事人。

話を聞いてもらっただけでも気分的に救われたのに、タクシーを拾った場所まで送ってくれて、正義の味方みたいでした。

運転手がたむろしているスポットなので、まず見つかるだろうと踏みんだ上で、クレイグにあまり迷惑をかけちゃいけないと思って「もう大丈夫」と伝えたら、物売りのおねーさんや、その場にいた運転手さん達に「この人の面倒ちゃんと見てねー」とひと通り声をかけ、お父さんキャラ全開で正義の味方は去って行きました。

3分後、携帯も無事に出て来て、運転手さんたちの喝采を浴びてから(なぜか私は周りを巻き込む展開が多い)、おねーさんに「さっきの人、TOKだよ」と言ったら、「ええええ!」と驚いていました。

ベイ・Cによると、髪を切って以来、クレイグが気づかれない率がグンと上昇したとか。…それって微妙よね。

お礼の代わりに、短髪クレイグの最新フォトをアップしておきましょう。

Get familier with it.(=慣れてね)

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