斜め読みグラミー Pt.2

今年のグラミー授賞式を例年より面白く見たのは私だけでしょうか?

全体的にスッキリして、パフォーマンス重視(+口パク率激減!!)、受賞スピーチ軽視。テレビ放映をする賞が減ったのはちょっと残念でしたが、これで受賞者が関係者の名前を連呼して知らない人は蚊帳の外になってしまう時間が減ったので、プラスマイナスでゼロかもしれません。

とくに企画していたワケではないのですが、お昼から遊びに来ていた友達と、夕方から「一緒にグラミー観ましょ!」と電話してきた友達が合流して、ちょっとした「グラミー・ナイト」になり、ビール片手に盛り上がりました。アワードものって、全部録画をして後から見てもシラケるし、時間通りカッチリ観てCMに耐えるのも辛いもの。DVRで録りながら、15分ズレて見始めたので、CMを早送りにしたり、見損なったところを巻き戻したりできたのは良かったです。DVR万歳。あ、DVRはケーブル・テレビの録画機能のことです。一度使うと、手放せません。
えー、個人的な見どころを。

・ショーン・カーター&ビヨンセ・ノウルズ夫妻(美世って、今の本名はビヨンセ・ノウルズ・カーターなのかな。それとも夫婦別姓?)の「そろそろふたりで照れるのやめんかい!」なやり取り。美世妹であるソランジュの息子、ジュエルズをジェイ・Zが手を引いたりして、「ひょっとしてマスオさんになってる?」な瞬間もアリ。かわいかったけど。もしかして、美世の妊娠説はまんざら嘘ではなくて、一家で練習しているのかしら。

・ちなみに、ジェイ・Zはその昔、グラミーの「ラップ」と「ヒップホップ」の区別がワケ分からん(一理あり)、選考基準が不服(一時よくあったロック系ラップがノミネートされていたうえ、受賞していた時期があったので)、ヒップホップ部門の受賞場面がテレビ放映されない、などの理由でノミネートされても出席せず、ボイコットしていた時期がありました。それくらい、権威に対して尖っていた人だったのに、いまや嫁といっしょにめっちゃ楽しそう。いいんですけどね、ジガさん、大好きだから。ただ、ビヨンセが歌っているときに映る顔がデレーッとして、「初めての運動会で一等賞を取ったわが子」を見守るおとーさんになっていたのはなぁ。ちなみに、一緒に見ていた辛口女子は「ただのエロおやじ」とバッサリ。爆笑。もちろん、夫婦で9つ受賞はスゴいな、と素直に思ってます。ハイ。

・もういっちょ、ジェイ・ネタを書くと、大昔、バカ売れする前にビヨンセとつき合っていたモス・デフからトロフィーを受け取った後、和やかに話すというオトナな場面も。実は「また近づいたらぶっ殺すぞ!」と言ったのかもしれませんが(冗談です、冗談、冗談)。

・“Blame It”のイントロ、オペラ歌手数人登場した締めがジェイミー・フォックス本人。予想はついたけれど、やっぱり面白かったです。ジェイミーは三枚目に限りなく近い二枚目半でいて欲しいから、笑かしてくれるととても嬉しい。ガンズのスラッシュとダグ・E・フレッシュが華を添えたのも良かったですが、T・ペインの横で踊っていたぽっちゃりめの黒人女性の正体をあとで聞いて、私、ちょっと涙ぐんでしまいました。彼女は、ジェイミーのダウン症を持つ妹さんだそうです。アップで映っていましたが、障害があるようにはとくに見えなかったので、気づかなかった人も多いはず。ジェイミー、家族思いなんですね。

・リル・ウェインXエミネムXドレイクの“Forever”は、唯一ヒップホップが前面に出た瞬間だったのに、こちらのテレビでは「ピー音」の嵐で、何を言っているのかサッパリ分かりませんでした。もったいない。先輩ふたりは名実共にトップクラス。その彼らに必死に追いつこうとしているドレイクが、逆にとても良かったです。自分の曲なのにね。でも、ふたりがドレイクを凌駕しようとしてないのも伝わって来て、ヒップホップ勢もオトナになったなぁと(去年は、けっこうバトルになってましたから)。

・ガガ様とピンクは、音楽の祭典というよりサーカスかボードヴィルになっちゃってましたが、あれはあれでいいのかな。ピンクの<水しぶきグルグル>で大喜びをしているアメリカ人を見ると、「そんなに単純でいいのかい?」と意地悪のひとつも言いたくなりますが、ピンクのプロ根性は密かにスゴいとも思っています。ちなみに、彼女の<水無しグルグル>を生で観たことがあります。なかなかのものでした。

・私はブラック・アイド・ピーズの『The E.N.D.』はいまひとつだと思っているので、彼らが大勝しなかったのはホッとしました。B.E.Pはファーギーがいない時代に取材して、とってもとってもいい人達だったので、あまり悪く書きたくないのですが、あのアルバムを「いい」とはやっぱり、絶対に言えないわけで。一方、マクスウェルはもっと穫って欲しかったなぁ。

・不在だったからこそ、存在感を放っていたカニエ・ウエスト。エイミー・ワインハウスといっしょに「グラミー異端児枠」に入ってしまったような。ふたりとも、来年には戻ってきて欲しいです。

・ビヨンセが最優秀アルバム賞を逃したのは、グラミー委員会の愛のムチだとも思います。私も、彼女には「もっと!」を期待しております。

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