音楽と文学のすてきな関係

「好きな本、おすすめの本を教えて下さい」という質問を、時々、インタヴューに入れます。

理由は簡単、中学生の頃から、自分が好きなアーティストの愛読書を真似て読む、というのを私自身がよくやるからです。最初に真似た本は、アラン・シリトーの『長距離走者の孤独』か、『土曜の夜と日曜の朝』のどちらか。推薦していたのは、忌野清志郎さん。どちらかを先に読んで、大きく影響を受け、続けて同じ作者の本を読みました。イギリスの労働者階級の若者が題材で、いろいろな意味で生々しかった。この2冊は、大事にNYにも持って来ています。

ウィリアム・バロウズは大学で流行っていたから手に取り、まんまとハマったわけですが、あとから中学生のときに大好きだったデュラン・デュラン(出たー!)もこの人の作品から影響を受けた曲を作っていたことを知り、なんとなく納得したり。

カート・ヴォネガットも清志郎さんのリストにあったような気がします。高校のときに、読みまくりました。大学ではジャン・ジュネ、ジェームス・ボールドウィン、ボリス・ヴィアンに凝ったのですが、聴いていた音楽とは直接、関係ないかな。

以下、いま、思い出せる分のアーティストによるおすすめ本です。

Nas -As A Man Thinketh/James Allen
ナズは自己啓発書の祖、ともいえるジェームス・アレンのベストセラーをあげました。日本では『原因と結果の法則』というタイトルで訳されています。私も読んでいましたが、地味なので「好き」とは言いきれず、ナズに言われて改めて読み直そうと思った記憶があります。

Talib Kweli -the Alchemist / Paulo Coelho
知性派で知られるタリブ・クウェリも世界的なベストセラーの『アルケミスト』が答えでした。パウロ・コエーリョのファンは多いですね。日本の雑誌用の答えとして、手に入りやすそうな本を選んでくれたのかも知れません。クウェリはモス・デフと一緒に、90年代後半にブルックリンで本屋さんをやっていたんですよね、そういえば。この本屋さん『Nkiru Books』には何度か行き、オープン・マイクのイヴェントにも出かけた記憶があります。モス・デフが椅子を片すのを手伝っている姿がありました。いい時代でした。

Damian Marley -The Da Vinch Code
ラスタの人はまず「バイブル」と答えるので、このやり取りがあまり成り立たないのですが、ダミアンはそのときに読んでいる本として、『ダ・ヴィンチ・コード』をあげていました。これも映画化されたような有名な本ですね。私は読んでいませんが。

あーとーはー…思い出せん。あら、企画倒れかしら。

今日、電話インタヴューした人も面白い本をあげてくれたのですが、それは取っておいて。そうそう、ジェイ・Zが自著『Decoded』の中で書いていた『The Seat of Soul』(邦題『魂との対話ー宇宙のしくみ 人生のしくみ』)が、最近、真似して読んだ本です。カルマが気になっていたときに出会った本だそうですが、ジェイ・Zのイメージとはちょっと違うスピリチュアルな本でした。『アルケミスト』も物語の形をした自己啓発書ですし、みんな生き方や精神世界に関心があるのが、興味深いです。

アーティストも人間ですから、様々な面がありますよね。成功しているからこそ、いろいろ考えてしまうんでしょうか。ビヨンセやエミネムが好きな本も知りたいですね。それを調べるのを、ライフワークにするかな。

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