仁義なき戦い2 VS 大樽セキュリティー編

昨晩は、雪の中、ケース、ドネル・ジョーンズ、ジニュワイン、ジャギド・エッジという、R&B好きなら両手と片足が上がってしまう素敵なコンサートに行って参りました。ステージ上の模様はbmrで報告するとして、ステージのすぐ前での出来事、私とセキュリティーの死闘について書いてみます。

タイムズ・スクエアにあるノキア・シアターは昨年、出来たばかりのハコ。フォト・パスがWill Callになくて待たされたのですが(フォト・パスはすっきり用意されていることが皆無なのはなぜでしょう?)、入り口のセキュリティーが働き者だったため、ケースがステージに上がるのとほぼ同時に滑り込めました。ちゃんとフォト・ピットが設けられているのはいいのですが、「最初の3曲、フラッシュなし」ルールもしっかりセッティングされており。「最初の1曲」という場合もあるので、それよりはマシとして、フラッシュなしって…。プロじゃないんで、撮れないっすよ。向こうにしてみれば、「じゃあ、フォト・ピットに入ってくるな」という話でしょうが、編集部に頼まれたら、頑張るっきゃないでしょう。

今回、勉強になったのは、照明と洋服の色がキー、ということ。反射板の代わりをするような薄い色の衣装だとうまく撮れるのです。白い帽子と白いタンクトップだったケースはちゃんと撮れました。次のドネルが赤紫のヴェルヴェットのジャケットで、ブレブレ。3曲の間、シャッターを切り続けて、まともに写ったのは3,4枚。ど、どうしよう。こうなると、1曲とは言わず、30秒で良いからフラッシュを使わせてちょうだい、という絶望的な気持ちに。ジニュワインは真っ赤なトップスで登場。照明が少し明るかったのと、絶望→熱望に変わった気合いでまともショットの確率が少々アップ。客席はフツーにフラッシュが焚いていて、ピカッと時折光るので、セキュリティーの目を盗んで、たまにフラッシュを使ってみました。いやー、冷や冷やしましたね。中央にいる腹回り2メートルみたいなセキュリティーは、「俺、マジ」という目をしていて、情け容赦ない雰囲気。白人さんなので、ステージ上の音にうっかり踊ってしまうこともなさそう。怒られると後がなくなるので、納得できるショットが溜まったら、3曲終わるか終わらないかのうちに自主的にフォト・ピットから出ました。

トリがジャギド・エッジ。「4人もいるから、白で出て来てー」と心の中でお願いしたのに、衣装、真っ黒。照明もめっちゃ落とした演出。その上、うち二人が双子の黒人の4人組(これは当たり前か)。ぜんっぜん撮れない。樽みたいなセキュリティーがほかの人に交代していたのは、不幸中の幸いでしたが。2曲目の中盤で、「ページが成立しなかったらどうしよう」という恐怖心が、セキュリティーに怒られる恐怖心を上回りました。えーい、やっちゃえ! 大盛り上がりの最前列にセキュリティーが気を取られている隙を狙って、フラッシュ! パパッパパッ!! あ、何にも言われなそう、と思った10秒後、3曲目に入ったところで、大樽セキュリティーが奇跡のカムバック。トイレ・タイムだったのでしょうか。仕方ないので、フラッシュを焚かずに撮っているフリの間に、隠し撮りならぬ隠しフラッシュを敢行。3曲目の終わりかけにやけくそでフラッシュを焚いて続けて撮ったところ、大樽君がこちらを振り向き、「叱られる!」と思った次の瞬間、恐らく向こうが声を掛けようとしたのと同時に、ダッシュでフォト・ピットから逃げました。

いやー、スリリングでしたね。疲れました。コンサートそのものも良かったのですが、ノキア・シアターの音響がイマイチだったのが残念。大きい音が出せない事情があるのかも知れませんが、何しろコンサート会場なのだし、その点は改善していただきたい。ついでに、大樽君もマディソン・スクエア・ガーデンあたりに引き抜かれていただきたい。でも、きっと彼にはまたフォト・ピットで会えちゃうんだろうな、と思っています。

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