Wall Street Journal

あまり乗らない航空会社のマイレージの有効期限が切れそう、とのことで、提示された雑誌の定期購読と引き換えたのが昨年末。

こちらの雑誌は、定期購読にすると大幅に安くなるのはいいのですが、店頭に並ぶよりずっと遅く届いたり、盗まれたりするマイナス面もあります。今回、7100マイルと引き換えたのは、『Entertainment Weekly』、『Allure』、『Essence』、『Glamour』、『Wall Street Journal』(新聞ですね。以下、WSJ)と『Vogue』。私のアンテナのランダムぶりが激しく出ています。届き始めるタイミングのズレも大きくて、 『Entertainment Weekly』(以下、『EW』)は1月の半ばから届き始めたのに、『Vogue』は2週間前に2冊いきなり届きました。マメな『EW』に高飛車な『Vogue』、と雑誌の性格が良く出ている、と書いたら、深読みが過ぎるでしょうか。

ちなみに、並べた順に届き始めました。

『EW』はエンタメ情報中心の週刊誌で、今まであまり読んだことがなかったのですが、案外、おもしろい。得意なのはテレビ番組の裏事情。プライオリティーが高いのがテレビと映画の情報で、音楽はあっさり、というのが世間の関心度を反映しています。あと、DVDやゲームの情報もちゃんと載っています。

コラム執筆陣で、「この人、めっちゃ面白い」と感心したライターさんがいたので、調べてみたら、映画『Juno』でアカデミー賞の脚本賞を穫ったDiablo Codyでした。やっぱり、才能あるんだなぁ。「(アカデミー賞の)パーティーで、隣につるっとしてやたら姿勢がいい、アカデミー賞のトロフィーにそっくりな人がいるなぁ、と思ったらマドンナだった」

と彼女のコラムにあって、笑いました。ファッション/女性誌では、『Allure』や『Glamour』の方が『Vogueよ』り読むところが多い気がします。まぁ、私がハイ・ファッション系ではないからかも知れませんが。

『Essence』は黒人がターゲット。全体にスノッブです(『Ebony』にすれば良かったかな)。服の色使いが大胆で、見る分には楽しい。問題は、WSJ。新聞だから、毎日届く(当たり前か)。日経と同じく経済中心なので、日によってはめくるのが精一杯。でも、中にはちょっとズレた話題も入っていて、それを探して読むのが新しい(&ひねくれた)習慣になっています。最近、切り抜いた記事は:

「貧しい地域の高校生でもプロムに行けるように、ドレスや靴を寄付で集めるLAの慈善団体が不景気で大わらわ」

「プリンス、量販店Targetのみで新譜を発売。会員制ファン・サイトも」

「長生きできる家を設計した建築家のミスター・アラカワが、投資詐欺に遭ってプロジェクトが暗礁に」

「バナナの格好をしたなんちゃってレスラー、レスリング協会から資格を剥奪される」

…なんで、WSJを選んだんだ、と自問してしまうセレクション。一応、世界情勢も目を通してますが。最初の記事の「LAの貧しい地域」は、サウス・コンプトン辺りだそうで、なにげにヒップホップに繋がる話です。今まで、高校生が着飾ってダンスパーティーをするプロムの習慣は、その大騒ぎぶりを含めて、「なんのため?」と不思議に思っていたのですが、記事中に「成人式に匹敵するイヴェント」とあって、納得しました。ちなみに、「長生きできる家」の極意は、「体を甘やかさないように、居心地が悪いこと」だそうで。…住みたくないですね、あんまり。

“Wall Street Journal” への2件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    SauceやXXLは、店頭より遅かったら意味が無いと思って、ずっと定期購読にしなかったら、いつの間にか読むの自体辞めてました。レストランも味が変わってダメになることがあるように、雑誌も別物になることってあるよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です