今日は70度(摂氏20度)近くもある異常気象。なんでも1870年代以来だそうで。温かくて気持ちよかったですが、温暖化の問題を考えると気持ち悪い出来事です。
家で仕事をしているのがもったいなかったので、ヨガに行って散歩して。住んでいる場所が場所なので、散歩もウィンドウ・ショッピングになってしまうのは致し方ないところ。
ディナーはMeeting(引き合わせ系)で、タイ・レストランのPan Thai Encoreへ。ミッドタウンでまぁまぁ便利なところにあるし、お勧めのスポットです。話が弾んで愉しい会合だったのですが、途中で、
「妙にレゲエに詳しい彼女とかイヤだ。家に帰ってもその話じゃ落ち着けない」
との意見が出て、内心、倒れてしまいました。いや、言っていることは分かるし、そう思うのは勝手。でも、なんで音楽ライターを生業にしている私の前で言うのかしら。すっごいダメ出しをされた気分。おまけにこの意見を聞いたのは初めてではなく、察するにこの共通認識を口に出すのは日本の音楽業界ではOKらしい。身内のつもりなのに。ということで、音楽が詳しいのは女性としてはハンディであることを久々に思い知らされました。
ま、音楽に限らず女性が何かをよく識っているのはよくないらしいです。黙ってればいいのかも知れませんが、それじゃあつまらない。
かくして、つまらなくて安全な人生より、思う存分に生意気な口を利いてリスクを背負う人生を選びました(って今まで通りですが)。
閑話休題。私は大のカラオケ嫌いなのですが、友達の仕事先を覗きたいという気持ちが勝って、その後に流れてみたところ、そこはアメリカ人がアメリカのスタンダードを日本の歌詞画面(って言うの?)を見ながら熱唱している予想外の世界でした。アメリカの歌はそもそもカラオケ用に作られてないこともあり、かなりの確率で歌えない。それでも楽しそうで、カッコ付け度も低く、見ている分には結構面白かったです。
マーヴィン・ゲイやグラディス・ナイトを白人の男女が歌っているのも興味深かった。肌の色関係なく、時代を代表する曲は、アメリカの音楽なのです。黒人音楽なんて、実際は存在しないのかも。彼らにとって音楽は知識ではなく、子供の頃から身に染みている常識。
それはジャマイカ人のレゲエも一緒。音楽を知っている知らないで張り合うのはとても日本的な行為のような気もしてきました。
仕方ないのでエセ日系人の道を選ぶかな。
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最後の一節、さすがです。私も心からそう思います!