Jazz Jamaica meets Chronixx

2月に入ってから、レゲエ関連の情報がいろいろあって、ブログが追いつかないのです。このレポートも2週間前になってしまいました(汗)。

モンティ・アレキサンダー(こちらの発音では、アレギザンダーが正解みたいです)と、アーネスト・ラングリン。

(真ん中がモンティさん)

 

ジャマイカが誇る、世界で活躍するミュージシャン。レゲエ・ファンの間では、知っている人は大好きだけど、知らない人も多いような気がします。
モンティさんはジャズ・フェスの常連クラスのピアニスト。先週、Blue Noteの人気シリーズ「ハーレム・キングストン・エキスプレス」があり、今年はレゲエ界から、なんとクロニクスが登場。

私は、最終回に行って来ました。

モンティさんもアーネストさんも、レゲエがレゲエになる以前、スカの時代からピアノやギターを演奏していた人たち。レゲエがレゲエになる過程で音を奏で続け、レゲエの土台を作った功労者です。

モンティさんには一度、取材をしていて、少年時代にフェデラルでレコーディングに参加していたこと、その後、アメリカに渡ってジャズ・ミュージシャンとして名を挙げてから、やはり自分のルーツを演奏したくなって、積極的にロックステディやレゲエの要素を取り入れていることなど、いろいろ話してもらいました。

アーネストさんの方も、スタジオ・1の『Jazz Jamaica』やソロ作『Below The Bassline』を後生、大事に聴いている私にとっては、神様級のアーティストのひとり。何度でも見ておきたいギタリストです。

そこに、クロニクスが加わるなんて。本当に、本当に、すばらしいコンサートでした。モンティさんのピアノから始まり、ボブ・マーリーのカヴァーも。“Redemption Song”は、歌詞がないのに、歌のメッセージが伝わって来るほど、崇高な音色でした(youtubeでけっこうアップされているので、興味がある人は、Monty Alexander, Bob Marleyで検索して下さい)。アーネスト・ラングリンのギターも冴え渡っていて。

ふたりは共演歴が長いので、息もぴったりです。脇を固めるミュージシャンも凄腕揃い。クロニクスは、自分のジンクフェンス・バンドからはふたりだけ連れて、“Smile Jamaica”からスタートして3曲歌ったところで、ジャズ・ジャマイカなふたりを再びステージに呼び戻しました。

ここで、「最初のミックステープを作ったとき、この曲のトラックにケン・ブースの“Artibella”を敷きました。あの曲のトラックは最初に作ったのは、ほかならぬ、ここにいるアーネストだから、敬意を表してあのヴァージョンで歌います」とのMC。生徒然としているクロニクス、めんこかったです。

曲に入る前に、ちょっとケンちゃん・ブースの歌マネまでして、わかる人にだけ静かにウケてました(似てましたよ、だいぶ)。
そこから、“Odd Ras”のアーティベラ・ヴァージョンというか、ジャズ・ヴァージョンというか、なかなか聴けないアレンジが始まりました。

(音楽に世代とか年齢差をか本当は関係ないな、と思った瞬間でした。みんな真剣そのもの)

1時間強で、レゲエの歴史を音で感じられるなんて贅沢、と思っていたら、最後は、レゲエのいいところをギューーーッッと凝縮したような5分間で、ポカン、としてしまい。きらびやかなグラミー賞のセレモニーもいいですが(同じ夜でした)、視聴率もリップシンクも関係ない、演奏力と歌唱力、そして天性のセンスがぶつかり合うステージは、なんとも言えず貴重で、ありがたかったです。

ライヴは毎回が一度きり。
ラバダブも一度きり。
人生だって一度きり。

録音や録画には残らない「何か」を受けとるために、もっともっとライブに足を運ばなくちゃ、と強く思った夜でした。

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