Law of Attraction

訳すると「引き寄せの法則」ですね。日本でも、「自己啓発部門」で話題になっているトピック。

「本気で思い込めば、何でも叶う」「とにかく機嫌を良く、前向きに考えていれば、いい出来事が引き寄せられる」というのが骨子。書くのはカンタン、でも、実行するのはとっても難しい。

だって、前向きに考えた直後で、「でも、逆のことが起きるかも…」と心配するのが、人間の性分ですから。でも、せっかく本を読んだのでなるべく心がけています。昨晩、TOKのBay-Cが1時間23分喋り倒してくれたライナー/オフィシャル用のインタヴューをサクサク起こしている最中に、録音機として使っているi-podが怪しい音を立てて、そのままサドンデス。画面には、泣き顔のマック君。泣きたいのはこっちだよ! 誘いを二つ断って仕事をしているフライデー・ナイトなのに何たること! と、30秒激った後、「いや、大丈夫。明日にはまた復活しているから」と自分を慰め、その言葉を思い込み、冷静にSohoのApple StoreのGenius Bar(カスタマー・サーヴィスですね)を予約して就寝。

本日の12時10分、勝手な週末ダイヤで地下鉄がぐちゃぐちゃになっていたため、予約時間に20分遅刻。チェックインしたところ、「遅れたので取り消した」との非情な言葉がジーニアス君の口から出て来ました。時間通りに行ったところで30分以上、下手したら1時間近く待たせるくせに、こっちの遅刻には厳しいというのも納得しがたい。まぁ、無料のサーヴィスだから仕方ない面もありますが。それでも、高校生みたいな天才君に臨終のi-podを見せたら、一瞥して、

「機種が古いので、○ドル出したら同じものが買えます」

と一言。「出た、アップル商法!」と思いつつ、「i-podそのものよりも、中のデータがいるのです」と食い下がったら、「うちはやってないので、tek serveに行って下さい」とのこと。ふむぅううう。

23丁目のtek serveは綺麗すぎない上、店員さんが人間らしいので一安心。でも、データの復旧は250ドルかかるうえ(新しいのが買えちゃうし)、2週間かかると言われてめまい。助けたいインタヴューの締め切りをとっくに過ぎてしまいます。

自力で直すウェブサイトを教えてもらい、Whole Foodsで買い物をして2番線にゆられて帰る途中、何気なくi-pod君を見たら、泣き顔でなく点線が出ています。恐る恐る、ウィールを押してみたところ………。
バックライトが付き、点線が強くなり、文字が一つずつ現れ……

ミラクル・カムバーック!!

どちらの店員にも「ご臨終です」と言われていたのに!

家に帰ったら、父から35年前に亡くなった祖父の手記が届いていました。
手記を涙しながら読みつつ、また調子が悪くなる前にと慌ててi-podのデータをコンピュータに転送してコトなきを得ました。

すごいぞ、引き寄せの法則。それとも、安昌おじいちゃんが助けてくれたのかしら。なんか、不思議な土曜日でした。

“Law of Attraction” への3件の返信

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    そっかぁ。おじいちゃんかぁ。ipod 見たら、びっくりするでしょうね。

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