Milk〜ハーヴェイ・ミルク

映画づいております。友だちが「アカデミー賞までに主要作品を観て、授賞式をさらに楽しむ!」という目標を立てたのに影響されている部分も大(”Notorious”は関係ないけど)。

で、金曜日は、”Milk”を観て参りました。サンフランシスコで初の市政執行委員となったゲイの活動家、ハーヴェイ・ミルクの話。スケールが大きくて、予想以上に面白かった。

30年ちょっと前に、どれくらい同性愛の人達が虐げられていたかが、まずショックでした。「同性愛が広がらないように、教職からゲイの人を追放すべき」という、トンでもない法案が通りそうになったくらいですから。

ミルクは、ゲイの権利だけでなく、お年寄りや子供といったマイノリティーを優遇する政策を押し出し、度重なる落選にもめげず、市議会入りを果たします。一人の人間として、とてもチャーミングで熱意がある人だったのです。

黒人がほとんど出て来なかったのが気になりましたが、”Notorious”同様、周りのほとんどの人がまだ生きているので、事実に沿っているのでしょう。正直、これを観ちゃうと”Notorious”はかなり薄っぺらく感じたのですが、「制作費がケタ違いだから」とMy girlに言われて、即、納得。

黒人Xゲイというのは、音楽界ではまだタブーです。私も本人がカミング・アウトしていない限り(ほとんど、0です)、知っていても書きません。それが、私が伝えたいポイントではないから。ただ、映画を観ながら、自分を偽るのは苦しいだろうなぁ、とは何回か思いました。

私が大好きなダンスホール・レゲエ、およびジャマイカでは、依然としてゲイ恐怖症が強いのも残念です。周りのレゲエ好きアメリカ人も「そういうカルチャーだから」と折り合いをつけていますが、それがダンスホール自体の発展を妨げている現実を考えると、やはり損しているのは、ほかならぬ本人たちがなのです。同性愛をバッシングする曲さえなければ、今よりずっと広い範囲で活躍しているレゲエ・アーティストは多いはず。話がズレましたが。

ショーン・ペンは主演男優賞を穫るような気がします。

あと「かわいい男性」にあまり興味がない私でも、ミルクの恋人役を務めた、ジェームス・ブランコの愛らしさには、ちょっとクラッとなりました。

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