Very New York

Q-Tipはレコード会社まで出向いて、結局、電話取材になりました。
蚊の一件で、いつもより面白い顔になっていたので、まぁ、それはそれで良かったです。

それにしても、先週は忙しかったです。

某男性誌の音楽特集に抜擢していただき、BrooklynはBushwickにあるアナログ専門のレーベルに取材に出向き、そこの所属のバンドのライヴ取材が3つ。

その間にQちゃんのインタヴュー記事5000字と、Woofin’連載。

その上、思うところあってブルックリンの公共放送(ってのがあるんですよ)で、テレビ番組制作/編集のクラスを取り始めたので、作るのに時間がかからない納豆そばサラダと、サンドイッチ(ブリー・チーズとレタスの冷たいヴァージョンと、ハラペーニョ・チーズのホットサンド・ヴァージョンがあります)ばかり食べていたような気がします。
生徒になるのは久しぶりなので、めっちゃ楽しんでいます。

基本的な機材の知識と、撮影の流れを3時間×8回で学ぶベーシック・コースをマジメに修了するだけで、番組を作る権利をもらえるので、来ている人はみんな熱心。バスの運転手さんとか、ブルックリン・ホスピタルの人とか、いろいろな人がいて面白い。面白いけど、週に6時間拘束されると、とたんに時間のやりくりがキツくなります。テレビ局がうちの裏にあるので通学時間2分なのはいいですが。

昨日はグリニッジ・ヴィレッジのバーでゴスペル・グループを取材してから、ミート・パッキング・ディストリクトでハリウッドのゴシップ・サイトのパーティーに出演したソウル・ファンクのグループを観に行くという、とってもNYな夜でした。

で、また「どこに落としたのか、時間が見つからない!」という状態になったので、行きもタクシーを利用したのですが、このドライバーが強烈。
牧師さん兼運転手さんだそうで、車中がハロウィーン仕様、チョコレート菓子もくれるし頼めば歌ってくれたり、教会みたいに説教をしてくれたりと、面白い……んだけど。話の8割が自分がどれだけ名物男で、記事や映画になったか、という自己宣伝(ご丁寧に記事のコピーとDVDを頂きました)。話を聞いている間は元気がでたし、毎日、ホームレスの人のためにあまったベーグルを取りに行ってシェルターに届けるという話も感心しました。

したのだけれど…。
問題は、話に夢中で運転がトロイの。うちからマンハッタンのダウンタウンまでは大体20分なのに30分かかって、当然料金も割高。もっと遠くから乗ったうえに深夜料金がかかった帰りの方が安かったんだから。

地下鉄で行った方が早かったんじゃないか、と思いましたよ。タクシーは乗ったら最後、目的地に着くまで乗客は降りられません。その間、自分の話したいことを一方的に話しまくるのは職権乱用な気もします。

あと「安全上の理由」とかで、乗客の写真を自動に撮るカメラが設置されていたのも気になりました。

って、勧められたベーグルまでいただいたんですけどね、ちゃっかり。職業を言ったら最後、「取材する」という話になるまで降りられそうになかったので、絶対に言わなかった私です。

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