VP 35周年とジャーク・フェス、ロメイン・ヴァーゴというレゲエの宝。

今年は、VPレコーズの35周年です。

これは、1970年代にアメリカに紹介されたレゲエが、本格的に上陸して、コンスタントに、ジャマイカとのタイムラグがほぼない状態で流通するようになってから、35年が経ったことを意味します。

レゲエってまぁまぁ若い音楽ですよね、そう考えると。

 

VPのPのパットさんと、現社長のランディさん。ええ、VPの前身、ランディ・レコーズと同じ名前です。

セントラル・パークでのマキシ・プリーストとジプシャン、ソカのブンジー・ガーリンのコンサート(土砂降りで、その場にいるだけで自動的にアツいレゲエ好きになれるセッティングでした)と、先日、クィーンズで行われたジャーク・フェスでは、テントで35周年のフォト・エキシヴィションを展開。

 

入ってすぐ、真ん中にジョン・ホルト(写真では、左端)。

逝去したばかりの重鎮がドーンと飾ってあるあたりがね、ああ、本当にレゲエの歴史を作って来た会社なんだなぁ、とグッと来るわけです。

 

セントラル・パークで、パットさんがくれたおみやげセット。JAMAICAのオフィシャルのロゴは、オシャレだけれど力強くて、ナイスデザインだといつも思います。

ジプシャンの写真も載せておきましょうか。髪が伸びましたね。

 

ここ数年で、夏の定番になった人気イベントが、ジャーク・フェスティバル。
1万5千人以上が公園に椅子を持って集まり、ジャークチキンやポークを食べる→アーティストのパフォーマンスを見る→また食べる。を、4、5時間くり返す、というファミリー・イベント。簡易遊園地があったり、ジャマイカ系の企業のブースがたくさん出て、クジをやったり、ゆるい感じがいいのだと思います。

 

ジャムロック・クルーズのブースもありました。優勝者はペアーでクルーズに参加できちゃうという豪華さ。

ニューヨーク現市長のデブラシオ氏も奥さんと参加。「格差是正」を掲げて久しぶりに民主党の候補が勝利、奥さんもアフリカン・アメリカンで、カリブ系の人たちからも支持されています。

 

この写真は借り物です。なんか、クィック・ファイアー・チャレンジ(簡単なお料理対決かな)で市長が勝ったらしい。一番右のきれいな人は、今年のミス・ユニバース、ジャマイカ代表。後ろに、Reggae Gold 2015のモデルさんもいます。

 

何らかの事情で出られなかったサンチェスの代打のベイビー・シャム。アーティストの格から行くと妥当ですが、「甘いものを食べるつもりでいたのに、ピリ辛のおやつが出て来たぞ、おい」みたいな、ちょっとやりづらいお客さんの反応をモノともせず、相変わらずの洗練されたステージを見せるあたりが、さすが。

この日、凄かったのがロメイン・ヴァーゴ。

 

全身全霊、全力投球。

期待していたコテコテ衣装ではなかったものの、自分のヒット曲から、お約束のサム・クック~マーヴィン・ゲイのR&Bカヴァー、なんと不在だったサンチェスのヒット・メドレーまで歌い切っていました。サンチェスとはけっこう声域が違うみたいで「本人いらんかも」までは行きませんが、違う味わいで良かったです。そうそう、先日ブログで書いたReeewindのとき、ココ・ティーの最初の曲がサンチェスの“Missing You”で、「人の曲から始めるかー」とちらっと笑ったあと、「あ、ココさん、俺の方がうまい、ってきっと思ってるな」と思い当たりました。

話を戻して、ロメイン君。元々、高い歌唱力の持ち主ですが、見る度に「まだ、上手くなる余地があったんだ」と感心させられる伸び率。サム・スミスの“Stay With Me”のカヴァーも本家に劣らず、すばらしい。私がとくに好きな“System”あたりは、4年くらい前の曲のせいか、レコーディングしたヴァージョンより、いま、ライヴで聴く方がずっとずっと上手なのです。

デビュー当時にインタビューしたり、楽屋周りで話す機会があったりした際、とても真っすぐな性格が印象に残りました。それが、歌声に出ています。なんか、ほめ殺しみたいな文章になって来ましたが、

「歌うために、生まれてきた」

という佇まいのシンガーが心底好きなので、これからもロメイン贔屓は続けるつもり。

ああ。最後まで読んでくれて、ありがとうございました。昨日、とても悲しいニュースが入って来て、仕事の文章がまったく進まないのです。ブログを、最後まで書けて良かったです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。