ウェイン・ワンダーの取りまきになってみた。 Part.1

6月半ば、初夏。ニューヨークはこれ以上望めないほど気持ちの良い天気と、終日雨マークが交互に来ています。

ニューヨークの夏は、フリーコンサートの夏。

先週の火曜日に早速、ブルックリンのベッドスタイにある公園で、シャギー率いるランチ・エンターテインメント(Raunch Entertainment)と、ラジオ局WBLSの共同主催で、レイヴォン/レッド・フォックス/ウェイン・ワンダー/ミスター・ヴェガスが出演、シャギーがホストというイベントがありました!

今回は、ステージ脇/裏はこんな感じですよー、という観察日記です。ちゃんとしたレポートはWoofin’にて。

公園は、うちからバスで10分。当初は、my girlのアズちゃんと現地集合、サクッと写真を撮ってついでに合唱に参加して帰って来る予定でした。それが、朝になってニュージャージーの友だちから「BB Kings来るの?」という連絡があり、調べたら同じメンツでタイムズ・スクエアでもイベントがあることが発覚。

目下、私の最重要事項のひとつが、買ったばかりのデジいち君と仲良くなること(まだ、片思い中です。激しく)。両方のイベントを見たい、撮りたい、と思って、まずはウェインのセレクターを務めているOrijahnal Vibezのブライアンに連絡。「移動は席の空き具合次第だけど、パスはなんとかなるでしょ」と言ってくれたけれど、パスの件でなるべくアーティストに迷惑をかけない主義だし、BB Kingsはパスをゲットしてステージへのアクセスを確保しないと撮影できない会場だし…で、Raunch Ent.の今井さんにメール(シャギーのマネージメントには有能な日本人がいます。業界筋の人はメモってね)。プレス担当の人を紹介してもらって、無事にパスをゲット。

7時ギリギリまで仕事をして、公園に着くとウェインがステージに上がったところ。柵の前でも十分写真を撮れたのだけれど、ブライアンが取りはからってくれて、ステージとバックステージにも行き来ができるように。出演予定だったモーガン・ヘリテッジは、最新アルバム『Here Comes Kings』の発売日でジャマイカにいるとのこと、代打がミスター・ヴェガス。ヴェガっちゃんは、確実に盛り上げます。でも、最近は途中でほかの人の曲を「かけて」(=歌わないで)ワーっと持って行くやり方の率が高いから、ちょっとズルいかなぁ。Raunch Ent.と契約した4人組レゲエ(+ヒップホップ/R&B)・グループ、RSNYはまだガチャガチャしていて「要・洗練」。ポテンシャルは高いような。新しい試みをしているアーティストは、基本的に歓迎です。レッド・フォックス~レイヴォン~お約束のシャギーのゲスト出演で、ベッドスタイ住人(フラットブッシュ地区から来た人も)がドッカーン! さすが。

(いつも明るいレイヴォンさん)

ウェイン・ワンダーが移動する車を出していたのが、遊び仲間のウィンストン。「席、あるよー」とのことで、ちゃっかり乗りました。公園を出発しますかーってタイミングで、前の車から「レイヴォン、乗せられる?」と聞かれ、ウェインが速攻で“Sure!”と答えて、スッと場所を作ったのが、最初の、ウェインってば、すばらしいなぁーモーメント。
エゴがない。感じがいい。騒がない。落ち着いていて、でも、楽しそう。

一方のレイヴォンは、典型的なお茶目で騒がしいジャマイカ系。「電話なくしたー、帽子なくしたー」と騒ぎ(どっちもありました)、飽きたら電話にかじりつき。ウェインと話すときは、私でも理解不能なべったべたなパトワで、電話で話すときはフツーにニューヨークの英語なのが面白かったです。「切り替えがスゴいですね。やっぱり耳がいいんですねー」と言ったら、「イギリス英語もできるよ」と、あちらのアクセントで話しだし、ウェインも便乗してふたりで「イギリス人ごっこ」を3分くらいやっていました、ハハ。
タイムズスクエアに着いたら、一瞬先についていたシャギー一行が駐車場で待機。ウェインを“Wah Gwaan, singer”と出迎え、談笑しながら会場へ。オトナ。

(iPhoneで撮ったのでブレてしまいました。タイムズスクエアの雰囲気は出てるかなー)

車中から「飢え死にするー」と訴えていたレイヴォンは無事に屋台のチキン&ライスをゲット。「これがアーティストの生活だー。42丁目を歩きながら食べてたって、ちゃんと書いておいてね」と言われたので、記しておきます。
(Part.2に続く)

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