バーリントン・リーヴァイ「Vice Versa Love」をじっくり聴いてみる。

ニューヨークも初夏めいてきました。

先週はBB Kingsで21年ぶり(!)の新作、『Acoustic Levy』をリリースしたばかりのバーリントン・リーヴァイを、昨日は、去年から始まった新しいフェス、『Oracabessa Festival』を観て来ました。

やっぱり、レゲエはライヴで聴くのが最高ですね。フェスのレポートはそのうちするとして、今日はバーリントンさんの隠れ名曲について記してみたいと思います。

キングのベレス・ハモンドに続く、確実にコンサートが盛り上がり、かつ新しい曲も出し続けている(=現役感がある)アーティストの御三家が、ココ・ティー、サンチェス、バーリントン・リーヴァイ。

ヒットの大きさと多さで最強、そのうえ、歌唱力が全く衰えていない。

バーリントンの難点を強いて上げると、フェスなどで少しでも時間を切られると(まぁ、ちょくちょくあるのですが)、「みんな俺を観たいよなぁ?」と言いながら、曲間でプンスカ・モードになってしまう。正直、ここ数年は毎回そのパターンだった気がします。

でも、単独公演なら大丈夫音譜

 

観光客の割合が増えるタイムズ・スクエアでも容赦なし、渋ーめのヒットまで歌って最高でした。

この日のクライマックスが、“Vice Versa Love”。“Dancehall Rock”、 “Too Experienced”、“Broader than Broadway”など、スーパーウルトラ鉄板ビッグヒットに隠れがちなこの曲、リリックにじっくり傾けると、とっても深いのです。

サクッと訳してみましょう。

“Vice Versa Love”

Hello,hello,hello,hello
ハローハローハローハロー

Please give a helping hand oh jah
to guide all of us together
people are straying and straying
dividing themself’s from each other
there’s to many hopeless souls and ragamuffin souljahs
what we need is love and what we need
救いの手を伸べて下さい ジャー
我々を一緒に導いて下さい
みんな迷いに迷っています
何かと自分を差別化しようとして
希望のない魂とラガマフィン・ソルジャーが溢れ返って
必要なのは愛 私たちに必要なのは

[Chours:]
Everybody wants vice versa love
to all the hungry,vice versa love
come on and get some,vice versa love
come on and gett it vice versa love
誰だって愛し愛されたい
飢えている人たちに必要なのは お互いに愛すること
こっちに来て感じて お互いへの愛を
こっちで感じるんだ お互いへの愛を

[Verse:]
To all the rude boys put down all your guns,
The only ammunition we need is love
love for everyone,mothers tell your daughters,
fathers please tell your sons,just warn them,
teach them,tell them,show them,that what we need,
that what we need is everybody wants vice versa love,
to all the hungry,vice versa love
to all the rejects vice versa love,
come on and get it.warn them.
ルードボーイのみんなは銃を下ろして
有効な手段は愛だけだから
博愛の精神 母さんたちは娘に伝えて
父さんは息子に教えるんだ 忠告とともに
教えて 語って 示して それが必要
みんなに必要なのは 愛し愛されること
飢えている人に お互いへの愛を
拒絶された人たちにも 愛を巡回させて
こっちにきて感じて お互いへの愛を 忠告するよ

[Chours]
Please give a helping hand oh jah
to guide all of us together,
people are straying and straying
dividing them self from each other,
what we need is love that’s what we need,
救いの手を伸べて下さい ジャー
我々を一緒に導いて下さい
みんな迷いに迷っています
何かと自分を差別化しようとして
必要なのは愛 私たちに必要なのは

everybody wants vice versa love,
to all the hungry,vice versa love,
to all the rejects,vice versa love
com on and get it vice versa love.
Warn them,teach them, tell them, warn them,warn them,
tell them,warn them,warn them,warn them,teach them,warn them,
teach them,warn them, tell them.
誰だって愛し愛されたい
飢えている人たちに必要なのは お互いに愛すること
忠告して 教えて 語って 忠告しないと
語って 忠告して 忠告して また忠告して 教えて 忠告して
教えて 忠告して教えて

私、なぜか長いことこの曲はロック・バンドのカヴァー曲だと思っていて(だって、ロック・バラードっぽいじゃないですか)。なんなら、エアロ・スミスあたりの。

でも、バーリントンさんのオリジナルでした。

込められたメッセージが、ストレートに世相に響きます。少しの違いで、人を下げたり、自分を上げたり。浅ましいし、寂しいです。

自国や出身地に思い入れがあるのは、郷土愛の域にある間はむしろ素敵なことだけれど、それが「隣に住む人より、自分は上等」という、根拠のない虚勢まで育つと、諍いの元になってしまいます。いま、そういう寂しい世界に住んでいるよなぁ、と改めて反省させられる名曲ですね。

聴き慣れた曲がアコースティック・ヴァージョンになって、新鮮な『Acoustic Levy』にも収録されています。って、最初からトラックがミニマムなので、歌い直したかな、くらいでこの曲はほぼ同じです。

アルバム、とってもいいです。ぜひ、チェックしてみてくださいー。

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