紅白のアナ雪コーナーを沸かせたイディナ・メンゼルさんって、こんな人。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします(遅っ!)

今年は暖冬かな、と思っていたら、来ました、氷点下9度。うー、寒い。脳天までキリッとする感じで、きらいではないですが。

下心見え見えのタイトルで、ごめんなさい。紅白歌合戦、きちんと観ていないのに。海外に住んでいると、紅白は「努力して観るもの」。私はその手の努力が足りなく、お正月休みに努力をする人の家にたまたま居たときだけ、実現します。その率たるや、10%以下。

昨年がその「たまたま」の当たり年で、おせちを前に「よし、キャッチアップするぞ」と、意気込んだのですが、最近の紅白は常にたくさんの人数がステージ上に立っているんですねー。びっくり。あ、じぇんじぇんわかんない、とあっさり玉砕。ひと昔前のウータン・クランか、ディプセットのコンサートかと思いましたよー。取り巻きがみんなステージに上がって、誰がマイクを握っているのか目を凝らさないといけなかった時代の。

ダメついでに白状すると、元旦にやっと「アナ雪」こと『Frozen』を見ました(おーい)。

言い訳。『Frozen』はアメリカでも前評判が高く、公開直後に友だちとその子供たちと一緒に行くはずだったのが、急用ができて私だけ行けず。どんなに人気でも、アメリカではディズニー映画は「子ども向け」。大人同士で行くのは珍しいです。アメリカ人と映画館に行って、「これ観たい」と言おうものなら、真っ白い目で見られること必須。フライト中に見ようと思っていたのですが、当たらなかったんですよねー。そうそう、日本で空前の大ヒットになっていることが、逆にこちらでニュースになりました。

感想。ディズニー・マジック満載で魅き込まれました。が、アナの雪山行きに王子が同行しなかった時点で、「あ、こいつ偽物」、真実の愛とのキーワードが出て来た時点で、「正解は姉妹愛」と先を読んでしまって、ドキドキ感は足りず(悪いクセです)。プリンセスものを見に行ったはずが、ほとんどカエルの冒険が中心だったのが逆にツボにハマった『プリンセスと魔法のキス』の方が好きだったかなー(少数派だと思います、ハイ)。
なんか、私のズレっぷり大公開になって来ましたが、ズレているついでに珍説を披露します。

「日本のアナ雪人気の遠因のひとつに、姉妹の異常なデカ目もあるんじゃない?」

という。3Dのせいか、いつものディズニー・キャラより絶対に大きい。姉妹の顔の半分が、目。顔が子どもみたいで体が大人という点が、日本のアニメに近いと思うのですが、どうでしょう? カラコン&つけま/まつエク大流行りで、「目は大きければ大きいほどよし」という風潮にもピッタリなのかなぁ、と(私は見慣れるまでちょっとかかりました)。

もちろん、作品のクオリティーの高さが大前提ですが、日本での人気が本国を上回ったのは、何かしら理由があるように思います。

えー、本題に入りましょう。
エルサの声優さんで、「レリゴー」のオリジナル・ソングを歌った、イディナ・メンゼルさんの『クリスマス・ウィッシズ』用の取材で、10月に本人に会いました。

イディナさんは、ミュージカル好きなら知っている、ブロードウェイのトップ・スター。私は通ではないですが、ニューヨークに来て初めて見たミュージカルが、たまたま彼女の出世作の『レント』だったため、会えて感激でした。『レント』はその後、ロングランになって日本でも上演されたらしいので、知っている人も多いかな。当時は、エイズやドラッグ・クィーンを扱った新しいタイプのミュージカルとして、大ニュースになりました。

取材前にリサーチしたら、元ダンナさんが俳優のタイ・ディグス。これは、知らなかった。彼も『レント』に出ていたそうですが、注目されたのは映画『ステラは恋に落ちて』からでしょう。あの映画の不自然なジャマイカ訛りこそ叩かれましたが、説得力のある演技をする人で、いまではポスト・デンゼル・ワシントンの筆頭株、カッコいい大人の黒人俳優という括りでは上位につけています(要するに、イケメン俳優さんです)。

 

イディナさんの取材はテレビ用。音楽的に込み入った話はしませんでしたが、とてもいい人というのは伝わって来ました。話し声も歌声に負けないくらいステキ。無事に取材が終わり、休憩に入ったところで、ワーナーの担当O氏が、さらっと
「年末の予定は?」
と斬り込み開始。イディナさんクラスになると、アメリカのおっかないいかにも仕事ができそうな部長さんクラスが同席しているので、チャンスだったのでしょう。「あ、紅白だ、Oさん行ったーーーーー」と私も静かに興奮して、“That’s a REALLY REALLY BIG DEAL in Japan”と部長さんに言って、後ろから旗ふり。「あら、そうなの、スケジュールはどうだったかしら?」とマネージャーさんに確認するイディナさんが、やる気を見せつつ、ガツガツしていなかったのが印象的でした。
実現してホントに良かったです(何の役にも立っていませんが)。その部分はyoutubeにあったので、見られました。さすがのパフォーマンスでしたよね。
取材の翌日、イディナさんが主演を務めた『If/Then』を観劇しました。

 

ミュージカルにしては、ストーリーが複雑。人生をリセットするためにニューヨークに戻って来た女性がふたりの男性に言い寄られ、選んだ相手によって対照的なふたつのストーリーが平行して展開する構成。見終わったあとに色々と考えさせられる、深いミュージカルでした。ブロードウェイに立つ役者さんは相当な歌唱力の持ち主ばかりですが、その中でもイディナさんの歌は圧倒的で、しばらく「ブロードウェイの女王」の肩書きは揺るがないだろうな、と思いました。

上演後、イディナさんの楽屋を訪問。役得です。ブロードウェイの劇場の裏を行くのは、『ライオン・キング』に続いて二度目で、スペースがないのは知っていたので、イディナさんの部屋がリビング・ルーム仕様になっていたのは、驚きました。かわいい息子さんとの大きな写真が飾られ、その下に白いソファーがあって。これが、ブロードウェイの頂点かぁ、と、ほぉーっとなりました。私たちの次に、人気ドラマ『Modern Family』の長女役で人気を博しているサラ・ハイランドさんも楽屋を訪問をしていました。すっごい小顔で、可愛らしい人。

 

記念写真。右端は、フジテレビのアナウンサー、阿部千代さんです。お芝居が好きで、よく観劇しているそうで、『If/Then』の感想も、「なるほど!」ということを仰っていました。

『クリスマス・ウィッシズ』の話も。マライア・キャリーやホィットニー・ヒューストンを手がけた、ウォルター・アファナシェフが全面プロデュースしているだけあって、スケール感のある作品に仕上がっています。アメリカでは、クリスマス・アルバムを出せるのは、実績のある人だけ、という不文律があります。エルサ役で注目を浴びたタイミングで取り組んだのは、大正解でしょう。クリスマス前は、スタバの店頭でも見かけましたよ。

 

クリスマスは終わりましたが、まだまだ寒いですし、長く聴ける作品なので、まだの人はぜひ。

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