Sex and The City

初日に観てまいりました。きっちりと。えらい混みそうだし、平日でいいかなーと思っていたのですが、Sちゃんが、
「やっぱり初日でしょう!」と押し切ってくれたので、素直についていきました。30th St., & 2nd Ave.,という穴場シアターを選んだにもかかわらず、混んでいました。

「いやー、女とおかまばっかり!」

列を一瞥してコメントしたのがスタイリストのS君。って、私達のティームもそうだから。

映画は面白かったです。タイアップCMが激しく、おまけに昨年の秋にたまたま撮影現場を見かけたので、観る前から既視感がついてしまって良くないかな、と思っていたけれど、前半は予想外の展開。ネタバレさせないまま、ヘヴィなプロモーションを成功させたのはさすが。後半はこのドラマに通じている人はまず読める展開です。パスワード、ラスト・シーンとも私は当てちゃいました。まぁ、ストーリーではなく、細かいエピソードと会話、ロケーション、ファッションが見どころなので、OKです。大笑いしたし。

今回はシャーロット役のクリスティン・デイヴィスがとても良かった。アシスタントのジェニファー・ハドソンは存在感はあるのだけど、芸達者なお姉さんたちと一緒に銀幕に出ちゃうと、やっぱり粗いというか、わざとらしいというか。現実にいそうな女性をデフォルメ&極端にしたのがSATCの4人だと思うのですが、ジェニファーが演じたルイスは「どこにもいないから、こんなシスター」という感じ。

ファッションはさすがでした。テレビより良かったのは、大画面なので4人揃った時のファッション・センスの違いがバッチリ出ること。現実的には仲良しが4人もそろってデザインや色が被らないのはおかしいけれど、ヴァケーション先で丈だけが同じであとはバラバラのリゾート・ドレスを着てディナーに出かけるシーンなど、「いやー、楽しそう! やってみたい」と思いました(カクテル・ドレスにはそこまで反応しないのは、身の丈を知っているからです)。

キャリーがウェディング・ドレスをとっかえ引っ替え着る場面は、S君が「各ブランドともすっごいお金を遣ったらしいですよ」と後で教えてくれ、なるほど、と。まぁ、究極の企業CMですからね。だとしたら、一番遣ったのヴィヴィアン・ウエストウッド。夏ものはあまり持っていないけれど(イギリスのブランドだし)、シャツはまた現役復活させようかな。このシーンだけでなく、ほかの3人が体当たりでヨゴレ系の場面も演じているのに、キャリーもといサラ・ジェシカ・パーカーだけ、ひたすらきれいどころなのがちょっと面白くなかった。まぁ、テレビのラスト・シーズンあたりから顕著な傾向だけど、一応、コメディなんだから、これ。

それ以外は満足でした。ファンの皆さんはぜひ映画館で観てくださいませ。

追記:オープニング曲のリミックスは、ナズでフージーズでエイミー・ワインハウスな感じ。そう、ファンならすぐわかるサラーム・レミ印。映画の途中でも「あ、サラーム」と思われる箇所がありました。撮影中にNYに来た際、自分から連絡して来たのに、結局会えなくて私がプンプン怒ったら没交渉になってしまったのは痛い想い出。ダメねぇ、私ったら。

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